ワイヤレスイヤホンが片方だけ充電できないときの直し方6ステップ

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朝イヤホンを取り出したら、右だけ電池が0%だった。ケースに入れていたのに、片方だけ充電されていないことがありますよね。

ワイヤレスイヤホンが片方だけ充電できないときは、故障よりも端子の汚れや入れ方のずれが原因のことが多いです。

家でできる確認を、かんたんなものから順番に紹介します。最後まで試しても直らないときの修理と買い替えの考え方もまとめました。

片方だけ充電できないときはまずケースのランプを見る

ワイヤレスイヤホンを充電ケースに入れたら、ランプが左右それぞれで点くかどうかを先に見てください。

多くの機種は、イヤホンを入れた瞬間にケースのランプが点いたり点滅したりします。片方を入れたときだけランプが反応しないなら、その片方は充電が始まっていません。

ランプの点き方で、だいたい次のように見分けられます。

ランプの様子 考えられること
片方を入れたときだけ反応しない その片方の端子が触れていない
どちらを入れても反応しない 充電ケースの電池切れ
一瞬点いてすぐ消える ケーブルや充電器の不具合や電池の劣化
赤やオレンジで点滅する 残量不足や温度のエラー

ランプの色や点滅の意味はメーカーごとに違います。手元の取扱説明書で、自分の機種の表示を確かめておくと安心です。

左右の電池残量が少し違うのは、よくあることです。通話のときは片方のマイクだけを使う機種が多く、そちらの電池が先に減ります。

ワイヤレスイヤホンが片方充電できない原因は5つ

片方だけ充電できない原因は、ほとんどが「保護フィルム」「端子の汚れ」「入れ方」「ケースの電池」「一時的なエラー」のどれかです。

買ったばかりのワイヤレスイヤホンは保護フィルムが残っている

新品のワイヤレスイヤホンは、充電端子に透明の小さなフィルムが貼られていることがあります。フィルムがあると端子が触れないので、充電されません。

買ったばかりで片方だけ充電できないときは、まずここを見てください。光にかざすと、端子の上のフィルムの端が見えます。

イヤホンとケースの充電端子が汚れている

耳の皮脂や汗、ほこりが端子についていると、電気が流れにくくなります。いちばん多い原因がこれです。

毎日使うワイヤレスイヤホンほど汚れやすく、見た目にはきれいでも、うすい膜がついていることがあります。

片方のイヤホンがケースの奥まで入っていない

ケースの中でイヤホンが少し浮いていると、端子が触れません。左右を入れ違えている場合も同じです。

純正ではないイヤーピースに替えていると、イヤーピースが厚くてケースのふたに押され、イヤホンが浮くことがあります。

充電ケースの電池がなくなると片方が充電できない

ケースの電池が少ないと、片方を充電したところで残りがなくなり、もう片方まで回らないことがあります。

充電ケーブルの断線や、パソコンのUSBのように出力の弱いところから充電している場合も、ケースに十分たまりません。

ワイヤレスイヤホン本体の一時的なエラー

端子もケースも問題がないのに充電できないときは、イヤホンの中の制御が止まっていることがあります。この場合は、リセットで直ることが多いです。

片方充電できないワイヤレスイヤホンの直し方は6ステップ

上から順に1つずつ試して、1つ試すごとに片方のイヤホンをケースに入れてランプを見てください。

途中で直ったら、そこから先はやらなくて大丈夫です。

ステップ1 保護フィルムをはがす

イヤホンの端子とケースの中の端子を見て、フィルムが残っていたらはがします。爪の先で端をつまむと取れます。

ステップ2 充電できない片方をケースに入れ直す

左右の向きを確かめてから、イヤホンをケースに入れ直します。マグネットで引き込まれる感じや「カチッ」という手ごたえがあるところまで押し込んでください。

イヤーピースを替えている人は、元の純正イヤーピースに戻して試してみてください。

ステップ3 充電端子を乾いた綿棒でふく

イヤホン側の金色の端子と、ケースの中の端子を、乾いた綿棒でやさしくふきます。ケースの中の小さな端子は、細いブラシのついたクリーニングペンを使うとふきやすいです。

汚れが取れないときは、綿棒の先を無水エタノールで軽く湿らせてふきます。ふいたあとは5〜10分ほど置いて、しっかり乾かしてからイヤホンを戻してください。

ステップ4 充電ケースだけを充電する

イヤホンを入れずに、ケースだけを1時間ほど充電します。パソコンのUSBではなく、コンセントにさすUSB充電器を使ってください。

寒い部屋や夏の車の中のように、暑すぎたり寒すぎたりする場所では充電が止まる機種があります。Technicsは10〜35℃での充電を案内しているので、部屋の温度を目安にしてください。

ステップ5 別のケーブルと充電器で試す

ほかの機器で使っているケーブルと充電器に替えて、ケースを充電します。替えてから充電できたなら、元のケーブルか充電器が悪かったということです。

ステップ6 ワイヤレスイヤホンをリセットする

ここまでで直らないときは、イヤホンをリセットします。多くの機種は、ケースのボタンかイヤホンのタッチ部分を長押しするとリセットできます。

長押しする秒数や場所はメーカーによって違うので、取扱説明書かメーカーのサポートページで確かめてください。

リセットすると、スマホとのペアリングの情報が消えます。スマホのBluetooth設定からイヤホンを一度削除して、もう一度つなぎ直してください。

ケースの中の細い端子をきれいにするなら、ブラシとペン先がひとつになったクリーニングペンが便利です。

左右を入れ替えるとイヤホンとケースのどちらが悪いか分かる

充電できない片方のイヤホンを、反対側の差し込み口に入れてみると、悪いのがイヤホンかケースかを見分けられます。

形が左右対称で、反対側にも入る機種だけで使える方法です。無理に押し込まないでください。

  • 反対側に入れても充電できない → イヤホン側の端子か電池が悪い
  • 反対側に入れると充電できる → ケース側の端子が悪い

左右の形がちがって入れ替えられない機種は、この方法は使えません。その場合はステップ3の掃除をもう一度ていねいにやってから、メーカーに相談してください。

どちらが悪いか分かっていると、メーカーに問い合わせたときに話が早く進みます。片耳だけ買い直せるメーカーなら、イヤホンだけかケースだけかを選んで注文できます。

充電できない片方のイヤホンでやってはいけないこと

分解する、端子を金属でこする、濡れたまま充電する、の3つは避けてください。

どれも、直るどころか故障を大きくするおそれがあります。

ワイヤレスイヤホンやケースを分解しない

自分で分解すると、メーカーの保証が受けられなくなることがあります。中には小さなリチウムイオン電池が入っているので、傷つけると危ないです。

端子を金属や紙やすりでこすらない

汚れを落とそうとして、つまようじや安全ピン、紙やすりでこすると、端子のめっきがはがれます。めっきがはがれると、余計に電気が流れにくくなります。

接点復活剤も、ケースのプラスチックを傷めることがあるので、乾いた綿棒でふくところまでにしておくのがおすすめです。

水に濡れたまま充電しない

雨や汗で濡れたワイヤレスイヤホンは、しっかり乾くまでケースに入れないでください。ドライヤーの熱で乾かすのも、中の部品を傷めるので避けたほうがいいです。

水に落としたあとから片方が充電できなくなったときは、乾かしてから試すより先に、メーカーに相談したほうが安全です。

直らないときは片耳だけ買うかワイヤレスイヤホンごと買い替える

6ステップを全部試しても片方が充電できないなら、イヤホンかケースが故障しています。保証期間内ならまず修理を頼み、期間が過ぎていれば片耳だけの購入か買い替えを考えましょう。

保証期間内ならメーカーか買ったお店に相談する

問い合わせる前に、次のものを手元に用意しておくとやりとりがスムーズです。

  • レシートや注文履歴など、買った日が分かるもの
  • 保証書
  • 製品名と型番
  • どちらの耳が充電できないか、ここまでに試したこと

片方だけ買えるワイヤレスイヤホンもある

AppleやTechnicsのように、なくしたり壊れたりした片耳だけを買える仕組みを用意しているメーカーもあります。片耳だけ買ったときは、ペアリングのやり直しが必要です。

片耳だけの値段が新しいイヤホンとあまり変わらないこともあるので、両方の値段を比べてから決めてください。

電池の持ちが短くなっていたら買い替えも考える

ワイヤレスイヤホンの電池は、毎日充電をくり返すと少しずつ弱っていきます。長く使っていて、充電できる片方も前より早く電池が切れるなら、電池そのものが弱っているサインです。

この場合は片耳だけ直しても、もう片方がすぐに同じ状態になることがあります。買い替えるなら、IP55の防塵防水で汗や雨に強いワイヤレスイヤホンを選ぶと、端子の汚れや水が原因の充電トラブルが起きにくくなります。

Anker Soundcore P31i

IP55の防塵防水でケース込み最大50時間使えるワイヤレスイヤホン

片方だけ充電できないワイヤレスイヤホンは、端子をふいて入れ直すだけで直ることも多いです。まずはケースのランプを見るところから始めてみてください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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