配信用のオーディオインターフェースは、1万円前後の安いモデルでも声の録音と配信には足ります。差が出るのはPCの音を一緒に流せるかどうかです。
自分でいくつか使ってみたり、口コミや取材をして総合評価で書いています。
この記事で紹介する配信向けオーディオインターフェース6選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | M-AUDIO M-Track Solo | ![]() |
7千円以下で始められる | Amazon楽天Yahoo! |
| 2位 | ZOOM AMS-22 | ![]() |
ループバック付きで手のひらサイズ | Amazon楽天Yahoo! |
| 3位 | Focusrite Scarlett Solo 第4世代 | ![]() |
歌の配信にも使える音の良さ | Amazon楽天Yahoo! |
| 4位 | オーディオテクニカ AT-UMX3 | ![]() |
つまみで操作するミキサー型 | Amazon楽天Yahoo! |
| 5位 | M-AUDIO M-Track Duo HD | ![]() |
マイク2本で対談できる | Amazon楽天Yahoo! |
| 6位 | UNIVERSAL AUDIO Volt 1 | ![]() |
声に厚みを足すボタン付き | Amazon楽天Yahoo! |
配信用オーディオインターフェースとは? 声をPCに送る機械
オーディオインターフェースは、マイクやギターの音をデジタルの信号に変えてPCへ送り、PCの音をヘッドホンへ返す機械です。
USBマイクをPCに直接さすやり方と比べると、XLRケーブルでつなぐコンデンサーマイクやダイナミックマイクが使えるようになります。
配信では「自分の声」と「ゲームやBGMの音」を混ぜて視聴者に届けます。ここをどう混ぜるかで、オーディオインターフェースに必要な機能が変わります。
ループバック:PCで鳴っている音を、マイクの声と一緒に配信ソフトへ送り返す機能
ファンタム電源:コンデンサーマイクを動かすための48Vの電気をケーブル経由で送る機能
ダイレクトモニター:自分の声をPCを通さずにヘッドホンへ返し、遅れなく聞ける機能
コンボ端子:XLRケーブルと楽器用のプラグの両方がさせる入力端子
安い配信用オーディオインターフェースを選ぶときのポイント
1万円台までのモデルは、録音の音質そのものでは大きな差がありません。配信で使うなら、音質の数字より「何本マイクをつなぐか」と「PCの音を乗せる方法」で選ぶのがおすすめです。
マイク入力の数:1人配信なら1つで対談なら2つ
1人で話す配信なら、XLRのマイク入力は1つで足ります。友達とラジオ風に話す、ゲストを呼ぶといった配信をするなら、XLRやコンボ端子が2つあるオーディオインターフェースが必要です。
ギターを弾きながら歌う配信も、マイクとギターで入力を2つ使います。
ループバック:BGMやゲーム音を乗せるならあると楽
ループバックがあると、PCで流したBGMやゲームの音と自分の声を、1本の音声としてそのまま配信ソフトへ送れます。
ループバックが無いモデルでも、OBSなどの配信ソフト側で「デスクトップ音声」を足せば配信はできます。ただ、音量の調整を配信ソフトの画面でやることになるので、配信中の操作は少し手間が増えます。
ファンタム電源:コンデンサーマイクを使うなら必須
コンデンサーマイクは48Vのファンタム電源が無いと音が出ません。今回紹介する6台はすべてファンタム電源付きです。ダイナミックマイクを使う場合はファンタム電源は使いません。
本体の形:配信中に音量を触るならミキサー型
箱型のオーディオインターフェースは机の上で場所を取らず、値段も安めです。上面につまみやボタンが並ぶミキサー型は、配信中にマイクのミュートやBGMの音量をすぐ触れます。
1万円以下で探すなら箱型、配信中の操作を優先するならミキサー型、という分け方で考えると迷いません。
接続とスマホ配信:iPhoneやAndroidで使うかも確認
スマホで配信するなら、スマホに対応しているかと、USB-Cでつなげるかを先に見ておきます。スマホの給電だけでは動かないモデルもあるので、対応表を確かめてから買うのがおすすめです。
配信に使う安いオーディオインターフェースのメーカー別の特徴
M-AUDIO:1万円以下の安いオーディオインターフェースが多い
アメリカの音響機器メーカーで、M-Trackシリーズは7千円前後から買えます。初めての配信で、まずは声をきれいに録りたい人向けのラインナップです。
ZOOM:配信向けの機能をコンパクトな本体に入れたAMSシリーズ
日本のメーカーで、レコーダーで知られています。AMSシリーズは配信を前提に作られていて、ループバックの切り替えスイッチが本体に付いています。
Focusrite:歌や楽器の録音で定番のシリーズ
イギリスのメーカーで、Scarlettシリーズは宅録用として長く売れています。配信だけでなく、歌ってみたや弾いてみたの録音もしたい人に向きます。
オーディオテクニカ:マイクで知られる日本メーカーの配信用ミキサー
マイクやヘッドホンで知られる日本のメーカーです。AT-UMX3は配信用のUSBミキサーとして作られています。
配信向けで安いオーディオインターフェースのおすすめ6選
7千円以下で始めたいならM-Track Solo、BGMやゲーム音も乗せたいならAMS-22がおすすめです。
| 商品名 | 価格の目安 | マイク入力 | 配信中の操作しやすさ | 向いている配信 |
|---|---|---|---|---|
| M-Track Solo | 約6,600円 | 1 | ★★★☆☆ | 雑談やゲーム実況の1人配信 |
| AMS-22 | 約1万円 | 1 | ★★★★☆ | BGMを流す配信やスマホ配信 |
| Scarlett Solo 第4世代 | 約2万円 | 1 | ★★★☆☆ | 歌やギターの弾き語り配信 |
| AT-UMX3 | 約2万円 | 1 | ★★★★★ | ゲーム実況や長時間の雑談配信 |
| M-Track Duo HD | 約1万4千円 | 2 | ★★★☆☆ | 2人で話すラジオ風の配信 |
| Volt 1 | 約2万5千円 | 1 | ★★★☆☆ | 声の聞こえ方にこだわる配信 |
第1位:M-Track Solo 安い配信用の入門機

今回の6台でいちばん安く、約6,600円で買えるオーディオインターフェースです。XLRとギター用を兼ねるコンボ端子が1つ、ファンタム電源付きで、マイク1本の配信なら必要なものはそろっています。
自分でも雑談配信用に使っていました。ダイナミックマイクをつないでゲインを半分くらいまで上げると、OBSのメーターがちょうど黄色に届くくらいの音量になりました。本体はプラスチックで軽く、机の上でケーブルに引っぱられて動くことがあったので、滑り止めのシートを下に敷いていました。
録音は48kHzまでで、ハイレゾの録音はできません。ただ配信サイトに流れる音は48kHz以下なので、配信だけなら困りません。
まずは安く配信を始めてみたい人におすすめのオーディオインターフェースです。
M-AUDIO M-Track Solo USB オーディオインターフェース
1万円以下で配信を始めるならこれ
第2位:ZOOM AMS-22 ループバック付きで配信向け

配信で使う機能がひと通りそろっていて、1万円前後で買えるのがAMS-22です。本体の横にループバックのスイッチがあり、PCで流したBGMと自分の声を、そのまま1本の音声として配信ソフトへ送れます。
自分はこのAMS-22をいちばん長く使っています。ゲーム実況では、ゲームの音とDiscordの声、自分のマイクを全部1本の音声にして配信に乗せたかったので、ループバックのスイッチを入れておくだけで済むのが楽でした。OBSで音声の設定を2つ3つ作らなくていいので、配信を始める前の準備が5分くらい短くなっています。
本体は手のひらに乗るくらいの大きさで、ノートPCと一緒にバッグに入れて持ち運べます。スマホにもつなげるので、外でスマホ配信をするときもこれ1台で済みました。スマホにつなぐときは、給電の条件を説明書で確かめてからつなぐのがおすすめです。
マイク入力はコンボ端子の1つだけです。2人で話す配信をしたくなったら、5位のM-Track Duo HDのような2入力のモデルが必要になります。
ループバックを使ってBGMやゲーム音を流す配信なら、この価格帯ではいちばんおすすめできる配信用オーディオインターフェースです。
ZOOM AMS-22 USBオーディオインターフェース 2in/2out
ループバック付きで配信の準備が短くなる
第3位:Scarlett Solo 第4世代 歌の配信におすすめ

配信だけでなく、歌や楽器の録音もきれいに残したい人に向くオーディオインターフェースです。XLRのマイク入力と楽器用の入力が別々にあり、マイクで歌いながらギターをつなげます。
口コミでは、ボーカルが前に出て聞こえるAirモードの評価が高く、ボタン1つで声の高い音域が明るくなるという声が多く見られました。本体は金属製で重さがあり、机の上でケーブルに引っぱられても動きにくいという意見もあります。
接続はUSB-Cで、24bit/192kHzまでの録音ができます。2万円前後と、今回の6台の中では高めです。
弾き語りや歌の配信をする人におすすめの1台です。
Focusrite Scarlett Solo 第4世代 USBオーディオインターフェース
歌と楽器を同時に録れる
第4位:AT-UMX3 つまみで操作できる配信用ミキサー

配信中にマイクのミュートや音量をすぐ触りたいなら、ミキサー型のAT-UMX3がおすすめです。上面につまみとボタンが並んでいて、画面を切り替えずに手元だけで音を調整できます。
自分も一時期、長時間の雑談配信で使っていました。咳をしたいときにミュートボタンを押すだけで済むのは、配信ソフトのボタンを探すより速くて助かりました。ループバックもスイッチで切り替えられます。
正直に言うと、箱型のオーディオインターフェースより机の上で場所を取ります。キーボードの横に置くと、マウスを大きく動かす人は手が当たるかもしれません。
オーディオテクニカ AT-UMX3 USB オーディオミキサー
手元のボタンでミュートできる
第5位:M-Track Duo HD 2人で話す配信におすすめ

マイクを2本つないで2人で話す配信をするなら、コンボ端子が2つあるM-Track Duo HDが1万4千円前後で買えます。
レビューでは、1位のM-Track Soloより音のノイズが少なく、24bit/192kHzまで録音できる点が評価されていました。接続はUSB-Cなので、最近のノートPCならケーブル1本でつなげます。
ギターとマイクを1本ずつつないで弾き語りをする使い方もできます。
M-AUDIO M-Track Duo HD USB-C オーディオインターフェース
2人の声を別々に調整できる
第6位:Volt 1 声に厚みを足せる配信用

Vintageボタンを押すと声に厚みが出るので、マイクの音を少しでも良く聞かせたい配信者に向いています。
口コミでは、安いダイナミックマイクでもVintageをオンにすると声が太く聞こえるという声が目立ちました。接続はUSB-Cで、本体はシンプルな箱型です。
今回の6台でいちばん高く、約2万5千円します。「安い」で探している人には予算オーバーかもしれません。それでも、声の聞こえ方に1万円多く払う価値があるかは人によるので、迷ったら2位のAMS-22から始めるほうが無理がありません。
UNIVERSAL AUDIO Volt 1 USB Audio Interface
ボタン1つで声に厚みが出る
安いオーディオインターフェースは配信の人数で選ぼう
1人で話すだけならM-Track Solo、BGMやゲーム音も乗せるならAMS-22、2人で話すならM-Track Duo HDがおすすめです。
配信中に手元で音を触りたい人はAT-UMX3、歌や楽器もきれいに録りたい人はScarlett Solo 第4世代を選ぶと、買ったあとに足りない機能が出にくくなります。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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