〈オーディオアドバイザーが選ぶ〉据え置きDACおすすめ4選 選び方のコツも紹介

KORG DS-DAC-10R オーディオ機器
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机に置いて使う据え置きDACを、1万円台から3万円台の4機種に絞っておすすめ順に並べました。自分でいくつか使ってみたり、口コミや取材をして総合評価で書いています。

この記事で紹介する据え置きDACおすすめ4選

順位 商品名 画像 ポイント 購入
1位 KORG DS-DAC-10R KORG DS-DAC-10R レコードをDSDで録音できる Amazon楽天Yahoo!
2位 FiiO K11 FiiO K11 2万円台でバランス出力付き Amazon楽天Yahoo!
3位 FiiO K7 FiiO K7 2000mWで重いヘッドホンも Amazon楽天Yahoo!
4位 Fosi Audio K5 PRO Fosi Audio K5 PRO マイク入力付きでゲーム向き Amazon楽天Yahoo!

据え置きDACのおすすめの選び方は入力と出力で決める

据え置きDACは、パソコンやテレビから出てくるデジタルの音をアナログに変えて、ヘッドホンやスピーカーへ送る機械です。

値段の差は音の傾向よりも、つなげる機器の数と、ヘッドホンをどこまで大きな音で鳴らせるかに出ます。買う前に見るのは、入力端子の種類、ヘッドホン出力の強さ、電源の取り方の3つです。

【入力端子】テレビもつなぐなら光と同軸付きの据え置きDAC

パソコンだけで使うならUSB入力があれば足ります。

テレビやPS5、CDプレーヤーの音も1台で聴きたい場合は、光デジタルか同軸の入力が付いたモデルを選んでください。今回の4機種では、FiiO K11、FiiO K7、Fosi Audio K5 PROの3つが光と同軸の両方に対応しています。

KORG DS-DAC-10RはUSBとアナログ入力だけなので、テレビの光端子とはつなげません。

【ヘッドホン出力】300Ω級のヘッドホンなら500mW以上が目安

イヤホンや鳴らしやすいヘッドホンなら、ほとんどの据え置きDACで音量は足ります。

困るのは、インピーダンスが250Ωや300Ωあるモニターヘッドホンです。300Ω負荷で500mW前後の出力があれば、ボリュームを半分くらい回したところで十分な音量になります。

4.4mmのバランス出力が付いていると、対応ケーブルに替えたときにさらに余裕が出ます。K11とK7はバランス出力付きです。

【電源】バスパワーは手軽でACアダプター式は音量に余裕

USBケーブル1本で動くバスパワー式は、コンセントの空きを気にしなくてよいのが利点です。

その代わり、パソコンから取れる電力には上限があるので、重いヘッドホンを大きな音で鳴らすのは苦手です。ヘッドホン中心で使うなら、ACアダプターから電源を取るK11かK7のほうが安心して選べます。

国内メーカーの据え置きDACおすすめ

国内メーカーで今も新品で買える据え置きDACは、2万円から3万円台だと数が少なくなっています。その中で、録音までできる1台を選びました。

第1位 KORG DS-DAC-10R 録音できる据え置きDAC

KORG DS-DAC-10R

KORGのDS-DAC-10Rは、再生だけでなく録音もできるUSB-DACです。

背面のRCA入力はライン入力とフォノ入力を切り替えられるので、MMカートリッジのレコードプレーヤーを直接つなげます。レコードの音をDSD 5.6MHzのままパソコンに取り込めるのは、この価格帯ではDS-DAC-10Rくらいです。

自分で実家のレコードを20枚ほど取り込んだときは、付属ソフトのAudioGateで録音を始めて、曲の切れ目を手で区切るだけで済みました。

再生はPCMが192kHz/24bitまで、DSDが2.8MHzと5.6MHzに対応しています。電源はUSBのバスパワーなので、ACアダプターは要りません。

DS-DAC-10Rの気になる点
光デジタルと同軸の入力がありません。バランス出力も無いので、ヘッドホンは6.3mm標準プラグでつなぎます。

正直、白い四角い本体は発売から年数がたっているぶん見た目が古く感じます。ただ、レコードを残したい人には今でも代わりになる機種が見当たらない据え置きDACです。

ヘッドホンで聴くだけなら下のFiiOの2機種のほうが出力は大きいので、録音をしない人はそちらを見たほうが合います。レコードの取り込みもしたい人におすすめです。

海外メーカーの据え置きDACおすすめ

1万円台から3万円台の据え置きDACは、FiiOやFosi Audioといった中国のメーカーが中心です。同じ価格なら、国内メーカーより入力端子の数と出力が多いモデルが並びます。

第2位 FiiO K11 2万円台のおすすめ据え置きDAC

FiiO K11

FiiOのK11は、2万円台前半で買える据え置きDACです。

DACチップはCirrus LogicのCS43198で、PCMは384kHz/32bit、DSDはDSD256まで再生できます。入力はUSB Type-C、光、同軸の3つで、出力は6.35mmのヘッドホン端子、4.4mmのバランス端子、RCAのライン出力がそろっています。

ヘッドホン出力は、バランス接続で32Ω負荷のとき最大1400mW、300Ω負荷でも最大250mWです。2万円台でバランス出力とテレビ用の光入力の両方が付いているのは、今回の中ではK11だけです。

自分の机では、パソコンをUSB、テレビを光でつなぎ、入力を切り替えて使っています。夜にテレビのニュースを見るときはヘッドホンに切り替え、昼はRCA出力からアクティブスピーカーに送るという使い分けが、ケーブルを差し替えずにできます。

幅は147mm、奥行きは133mm、高さは32mmで、重さは407gです。キーボードの奥に置いても、モニターの下にすき間があれば収まります。

前面には音量などが出る小さな画面があり、今の状態が見て分かります。ゲインはLow、Mid、Highの3段階で、感度の高いイヤホンをつないだときはLowにするとボリュームを回しすぎずに済みました。

気になったのは、ACアダプターが必要な点と、Bluetoothに対応していない点です。スマホから無線で飛ばしたい人は、別にレシーバーを用意することになります。

それでも、パソコンとテレビとゲーム機の音を1台で聴きたい人なら、最初の据え置きDACとして選んでまず困らないおすすめの1台です。

第3位 FiiO K7 重いヘッドホンも鳴らせる据え置きDAC

FiiO K7

K7はK11の上に位置するFiiOの据え置きDACで、価格は3万円台です。

左右のチャンネルにAK4493SEQのDACチップを1つずつ使い、アンプ部分はTHXと共同で作ったTHX-AAA 788+を2基使っています。出力は32Ω負荷で最大2000mW、300Ω負荷で最大560mWあり、K11の倍以上の余裕があります。

入力はUSB、光、同軸に加えて、RCAのアナログ入力もあります。CDプレーヤーのアナログ出力をつないで、K7をヘッドホンアンプとしてだけ使うこともできます。

レビューでは、300Ωクラスのヘッドホンでも音量に余裕がある、という声が多く見られました。メーカーがすすめるヘッドホンのインピーダンスは16Ωから300Ωまでです。

K11のような画面は無く、本体も一回り大きいので、机の奥行きに余裕があるかは先に確かめておきたいところです。

鳴らしにくいヘッドホンを持っている人や、これから上のクラスのヘッドホンに買い替える予定がある人におすすめの据え置きDACです。

第4位 Fosi K5 PRO ゲーム向け据え置きDAC

Fosi Audio K5 PRO

Fosi AudioのK5 PROは、1万円台前半で買える小さな据え置きDACです。

入力はUSB Type-C、光、同軸の3つで、PS5やパソコン、スマホにつなげます。前面に3.5mmのマイク入力があり、ゲームのボイスチャットをヘッドセットのままできるのは、4機種の中でK5 PROだけです。

本体は幅112mm、奥行き95mm、高さ30mmで、手のひらに乗る大きさです。前面には音量のほかに低音と高音のつまみがあり、足音を聞き取りやすくするために高音だけ少し上げる、といった調整ができます。

再生はUSBで384kHz/32bit、光と同軸では192kHz/24bitまでです。口コミでは、パソコンのイヤホン端子から替えたらノイズが消えたという声が目立ちます。

ヘッドホン出力は3.5mmだけで、バランス出力はありません。300Ω級のヘッドホンには出力が足りないので、イヤホンやゲーミングヘッドセットで使う前提で選んでください。ゲーム用に安く据え置きDACをそろえたい人におすすめです。

据え置きDACおすすめ4機種はつなぐ機器で選ぶ

4機種の違いを、使う場面ごとに並べました。

項目 DS-DAC-10R K11 K7 K5 PRO
価格帯 2万円台後半 2万円台前半 3万円台 1万円台前半
デジタル入力 USB USB、光、同軸 USB、光、同軸 USB、光、同軸
バランス出力 なし 4.4mm 4.4mm なし
300Ωヘッドホンの鳴らしやすさ ★★☆☆☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★☆☆☆☆
テレビやゲーム機とのつなぎやすさ ★☆☆☆☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★
向いている使い方 レコードの録音 PCとテレビの両方 ヘッドホン中心 ゲームと通話

迷ったらFiiO K11、レコードも録るならKORG DS-DAC-10R、300Ωのヘッドホンを使うならFiiO K7がおすすめです。

ゲームのボイスチャットまで1台で済ませたい人は、Fosi Audio K5 PROを選ぶと机の上がすっきりします。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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