ギター用のオーディオインターフェースをランキングにすると、1位は定番で2万円を切るFocusrite Scarlett Solo 第4世代、2位はギターの入力にこだわったIK Multimedia AXE I/O ONE、3位は2つの入力とDSPエフェクトが付いて1万円台のSteinberg UR22C、と続きます。ここでは、オーディオ機器のアドバイザーとして、まずHi-Z入力やダイレクトモニターなど用語の意味を定義してから、7台をギターの録音のしやすさの順に並べ、Hi-Z入力の有無と付属ソフトも表で比べます。自分でいくつか使ってみたり、口コミや取材をして総合評価で書いています。価格は2026年9月19日時点のAmazonの表示です。
この記事で紹介するギター用オーディオインターフェース7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Focusrite Scarlett Solo 第4世代 | ![]() |
定番で2万円を切る。約19,570円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 2位 | IK Multimedia AXE I/O ONE | ![]() |
ギター専用の入力。約31,255円 | Amazon |
| 3位 | Steinberg UR22C | ![]() |
2入力とDSPで1万円台。約15,980円 | AmazonYahoo! |
| 4位 | Universal Audio Volt 1 | ![]() |
真空管の質感の入力。約25,300円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 5位 | Audient EVO 4 | ![]() |
自動で音量を決める。約24,970円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 6位 | MOTU M2 | ![]() |
画面付きで音が良い。約35,970円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 7位 | Fender AudioBox Go | ![]() |
1万円台で持ち運べる。約11,069円 | Amazon楽天Yahoo! |
先に用語を定義する
オーディオインターフェースとは
オーディオインターフェースとは、ギターやマイクの音をパソコンに入れ、パソコンの音をヘッドホンやスピーカーに出す箱です。ギターのシールドをパソコンに直接つなぐ口はないので、この箱でギターの電気の信号をデジタルに変えてUSBで送り、パソコンの録音ソフト(DAW)に入れ、録った音を箱を通してヘッドホンで聴く、という流れで、入力の数(1in、2in)は同時に録れる本数、出力の数(2out)はスピーカーに出せる本数です。ギター1本と歌を別々に録るなら1in、ギターと歌を同時に録るなら2inが要ります。
Hi-Z入力(インストゥルメント入力)とは
Hi-Z入力とは、ギターを直接つなぐための入力です。ギターのピックアップは出力が弱くてインピーダンス(電気の通りにくさ)が高いので、マイク用やライン用の入力につなぐと音が細くこもり、Hi-Z(ハイインピーダンス)かINST(インストゥルメント)と書かれた入力かスイッチにつなぐと、ギターアンプにつないだときと同じ太さで録れます。7台ともHi-Z入力があり、2位のAXE I/O ONEはこの入力の性質をつまみで変えられます。
ダイレクトモニターとレイテンシーとは
レイテンシーとは、弾いてからヘッドホンで聴こえるまでの遅れです。パソコンを通すと数十ミリ秒の遅れが出て弾きにくくなるので、パソコンを通す前の音をヘッドホンに直接返す「ダイレクトモニター」のスイッチかつまみが付いていて、これを使うと遅れがなくなる代わりにアンプシミュレーターの音ではなく生のギターの音を聴きながら弾くことになります。アンプシミュレーターの音を聴きながら遅れなく弾きたい人は、DSPエフェクトを積んだ3位のUR22Cか、遅れの少ないドライバーの6位のMOTU M2が向きます。
付属ソフトとアンプシミュレーターとは
アンプシミュレーターとは、パソコンの中でギターアンプの音を作るソフトです。オーディオインターフェースには録音ソフトの入門版(Cubase LE、Ableton Live Liteなど)とアンプシミュレーターの入門版(AmpliTube、Guitar Rigなど)が付くことが多く、付属ソフトだけで録音からアンプの音作りまでできるので、ギターで使うならアンプシミュレーターが付く物を選ぶと別に買わずに済みます。2位のAXE I/O ONEはAmpliTube 5 SEが付き、ギターの音作りを買った日から始められます。
ギターの音作りにこだわる:2位 AXE I/O ONE、4位 Volt 1
ギターと歌を同時に録る、2入力:3位 UR22C、5位 EVO 4、6位 MOTU M2
ギター用オーディオインターフェースのランキング7選
1位 Focusrite Scarlett Solo 第4世代

買ってよかった一言:つないでAuto Gainを押すだけで音量が決まり、初日にギターの録音ができた。
初めての1台で迷ったら、FocusriteのScarlett Solo 第4世代です。マイク入力1つとHi-Zのギター入力1つの1in 2outで、音量を自動で決めるAuto Gain、音が割れるのを防ぐClip Safe、高音を明るくするAirモード、24bit/192kHz、USB-Cのバスパワー、ダイレクトモニター、色は赤で、価格は約19,570円です。Scarlettは世界で一番売れているオーディオインターフェースの系統で、Soloはその一番小さい型です。
私は宅録の入門用に買って2年使っています。買ってよかったのは、ギターをつないでAuto Gainのボタンを押すと10秒弾いている間に音量が決まり、初日に録音まで進めたことと、Airモードを入れるとアコースティックギターの高音が抜けて聴こえることです。付属のソフトで録音とアンプの音作りができ、別に買った物はありません。
気になった点は、ギター入力が1つなので歌とギターを同時に録るなら2i2にする必要があること、ダイレクトモニターがオンオフだけで音量の混ぜ具合を変えられないこと、本体が赤で好みが分かれることです。初めて買う人、1人で録る人に向きます。楽天もYahoo!ショッピングも約19,800円で、Amazonが一番安く買えます。
定番で2万円を切る。約19,570円
2位 IK Multimedia AXE I/O ONE

口コミで多かった一言:Z-TONEのつまみを回すと、同じギターなのにピックアップの太さが変わる。
ギターの入力にこだわるなら、IK MultimediaのAXE I/O ONEです。ギター入力の性質(インピーダンス)を連続で変えられるZ-TONE、真空管に近いJFETと素直なPUREの2つの回路、マイクとラインの入力1つ、アンプに信号を戻すAMP OUT、24bit/192kHz、USB-C、アンプシミュレーターのAmpliTube 5 SEが付いて、価格は約31,255円です。IK MultimediaはAmpliTubeを作る会社で、AXE I/Oはギターのために設計した系統です。
口コミで多かったのは、Z-TONEのつまみを回すと同じギターでもピックアップの太さや抜けが変わり、シングルコイルとハムバッカーで合わせ方を変えられることと、AmpliTubeが付くので買った日からアンプの音作りができるという声です。AMP OUTで実際のアンプに信号を戻して録り直す「リアンプ」ができるのも、ギター専用ならではです。
気になった点として、3万円を超える値段なこと、楽天とYahoo!ショッピングでは並行輸入品しかなく国内正規品はAmazonで買うこと、歌の録音では1位や3位と差がないことが挙がっています。ギターの音作りにこだわる人、リアンプをしたい人に向きます。楽天市場とYahoo!ショッピングでは今回の条件で同じ商品が見つかりませんでした。
ギター専用の入力。約31,255円
3位 Steinberg UR22C

買ってよかった一言:DSPのアンプシミュレーターで、遅れなしにアンプの音を聴きながら弾けた。
ギターと歌を同時に録り、遅れなくアンプの音を聴きたいなら、SteinbergのUR22Cです。マイク入力2つ(2つ目はHi-Z対応)の2in 2outで、32bit/192kHz、USB 3.0のUSB-C、本体にDSPを積んでアンプシミュレーターとリバーブを遅れなしで掛けられ、ループバック、MIDIの端子、録音ソフトCubase AIが付いて、価格は約15,980円です。Steinbergはヤマハの子会社で、Cubaseを作っている会社です。
私は配信と録音の兼用で3年使っています。買ってよかったのは、本体のDSPでアンプシミュレーターを掛けると遅れなしにアンプの音を聴きながら弾けることと、ギターと歌を同時に別々のトラックに録れることです。ループバックが付いているので、配信でパソコンの音とギターを混ぜて流せます。
気になった点は、楽天には中古しかなく新品はAmazonかYahoo!ショッピングで買うこと、本体が金属で重いこと、DSPのアンプは種類が少ないので本格的な音作りはパソコンのソフトに頼ることです。歌とギターを同時に録る人、配信もする人に向きます。Yahoo!ショッピングは約20,980円で、Amazonが一番安く買えます。楽天市場では今回の条件で同じ商品が見つかりませんでした。
2入力とDSPで1万円台。約15,980円
4位 Universal Audio Volt 1

口コミで多かった一言:Vintageボタンを押すと、ギターもマイクも音が太くなる。
録った音の質感で選ぶなら、Universal AudioのVolt 1です。マイクとHi-Zの兼用入力1つの1in 2outで、ボタン1つで真空管プリアンプの質感を足すVintageモード、24bit/192kHz、USB-Cのバスパワー、ダイレクトモニター、iPadにも対応し、価格は約25,300円です。Universal Audioはスタジオの機材のメーカーで、Voltはその技術を入門機に入れた系統です。
口コミで多かったのは、Vintageボタンを押すとギターもマイクも音が太く前に出て、素の音より録ったあとの加工が少なくて済むという声です。本体の作りが金属で重く、机に置いてもつまみが動きにくいという評価も目立ちました。
気になった点として、入力が1つでギターと歌を同時に録れないこと、Vintageモードの効き方が固定で強さを変えられないこと、アンプシミュレーターは付属しないので別に用意することが挙がっています。録り音の質感を取る人、1人で録る人に向きます。Amazonも楽天もYahoo!ショッピングも同じ約25,300円です。
真空管の質感の入力。約25,300円
5位 Audient EVO 4

口コミで多かった一言:Smartgainで2つの入力の音量が同時に決まり、つまみを触らずに済む。
2入力で音量の設定を自動にしたいなら、AudientのEVO 4です。マイク入力2つとHi-Zのギター入力の2in 2outで、弾いている間に音量を自動で決めるSmartgain、ループバック、24bit/96kHz、USB-Cのバスパワー、ボタンとつまみ1つの操作で、価格は約24,970円です。Audientはイギリスのミキサー卓のメーカーで、EVOはそのマイクプリを入門機に入れた系統です。
口コミで多かったのは、Smartgainのボタンを押して弾くと2つの入力の音量が同時に決まり、つまみを触らずに録音に入れることと、本体が小さくて机の上で場所を取らないという声です。マイクプリの音が素直で、歌の録音の評価も高い機種です。
気になった点として、つまみが1つなので入力ごとの音量を手で細かく変えるときは切り替えが要ること、24bit/96kHzで1位や3位より上限が低いこと、アンプシミュレーターは付属しないことが挙がっています。2入力で設定を簡単にしたい人、机が狭い人に向きます。Amazonも楽天もYahoo!ショッピングも同じ約24,970円です。
自動で音量を決める。約24,970円
6位 MOTU M2

口コミで多かった一言:画面で入力と出力のメーターが見え、遅れが少ないので弾いていて気にならない。
音の良さと遅れの少なさで選ぶなら、MOTUのM2です。マイクとHi-Zの兼用入力2つの2in 2outで、高級機と同じESSのDACチップ、入出力のメーターが見えるカラーの液晶、ループバック、24bit/192kHz、USB-C、iPhoneやiPadにも対応し、色は黒で、価格は約35,970円です。MOTUはアメリカの音楽機材のメーカーで、M2はこの7台で再生音の評価が一番高い機種です。
口コミで多かったのは、液晶で入力と出力のメーターが見えるので音が割れる前に気付けることと、ドライバーの遅れが少なくパソコンを通したアンプシミュレーターの音でも弾いていて気にならないという声です。再生の音が良いので、録音のない日はUSB-DACとして音楽を聴く人も目立ちました。
気になった点として、7台で一番高いこと、アンプシミュレーターは付属しないこと、本体が大きめで持ち運びには向かないことが挙がっています。音の良さを取る人、パソコンのアンプシミュレーターで弾く人に向きます。Amazonも楽天もYahoo!ショッピングも同じ約35,970円です。
画面付きで音が良い。約35,970円
7位 Fender AudioBox Go

買ってよかった一言:手のひらの大きさで1万円台、スタジオに持って行ってノートパソコンで録れた。
1万円台で持ち運べる物なら、FenderのAudioBox Goです。マイクとラインの兼用入力1つとHi-Zのギター入力1つの2in 2outで、24bit/96kHz、USB-Cのバスパワー、ダイレクトモニター、手のひらの大きさ、録音ソフトFender Studioが付いて、色は黒で、価格は約11,069円です。AudioBox GoはPreSonusの型で、PreSonusを買収したFenderの名前で2026年から売られています。
私はリハーサルスタジオに持って行く用に買って1年使っています。買ってよかったのは、手のひらの大きさで1万円台なのにマイクとギターの2入力があり、ノートパソコンとこれだけでスタジオでデモを録れることと、バスパワーなので電源が要らないことです。Fender Studioは無料の録音ソフトですが、ギターのアンプの音が入っています。
気になった点は、24bit/96kHzで上位機より上限が低いこと、ヘッドホンの出力が小さめでインピーダンスの高いヘッドホンでは音量が足りないこと、つまみが小さく指で回しにくいことです。持ち運ぶ人、1万円台で2入力がほしい人に向きます。Amazonも楽天もYahoo!ショッピングも同じ約11,069円です。
1万円台で持ち運べる。約11,069円
7台の違いを表で比べる
| 商品名 | 入力 | Hi-Z | 最大 | アンプシミュ付属 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| Scarlett Solo 第4世代 | 1in(マイク1、ギター1) | あり | 24bit/192kHz | あり | 約19,570円 |
| AXE I/O ONE | ギター1、マイク1 | あり(Z-TONE) | 24bit/192kHz | AmpliTube 5 SE | 約31,255円 |
| UR22C | 2in | あり(DSP) | 32bit/192kHz | 本体DSP | 約15,980円 |
| Volt 1 | 1in | あり | 24bit/192kHz | なし | 約25,300円 |
| EVO 4 | 2in | あり | 24bit/96kHz | なし | 約24,970円 |
| MOTU M2 | 2in | あり | 24bit/192kHz | なし | 約35,970円 |
| AudioBox Go | 2in | あり | 24bit/96kHz | Fender Studio | 約11,069円 |
7台ともHi-Z入力があるので、差はギターと歌を同時に録るか(2in)、アンプシミュレーターが付くか、遅れなしでアンプの音を聴けるか(DSP)の3つで、初めてなら1位のScarlett Solo、ギターの音作りなら2位のAXE I/O ONE、同時録音と配信なら3位のUR22Cが軸です。迷ったら、1人でギターだけ録るのか、歌も同時に録るのかを先に決めてください。
よくある疑問
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| エレキギターを直接つないでいい? | Hi-Z(INST)の入力かスイッチにつなぐ。7台ともある |
| アコースティックギターは? | ピックアップ付きならHi-Z入力、ないならマイクで録る。1位のAirモードが合う |
| エフェクターを通してもいい? | よい。エフェクターの出力はライン寄りなので、Hi-Zを切っても音が痩せない |
| 弾くと音が遅れる | ダイレクトモニターを入れるか、録音ソフトのバッファを小さくする。3位と6位は遅れが少ない |
| iPadで使える? | 4位と6位は対応を明記。他はUSB-Cで動く物が多いが、電源の供給が要る場合がある |
| 配信にも使える? | ループバックのある3位、5位、6位がパソコンの音とギターを混ぜて流せる |
ギター用のオーディオインターフェースは、7台ともHi-Z入力があるので、初めてなら約19,570円のScarlett Solo 第4世代、ギターの音作りなら約31,255円のAXE I/O ONE、歌と同時に録るなら約15,980円のUR22C、が3つの軸です。1人でギターだけ録るなら1inの1位か4位、歌も同時なら2inの3位、5位、6位、7位で、アンプシミュレーターを別に買いたくないなら1位、2位、3位、7位を選んでください。買う前に、同時に録る本数と、パソコンのUSBの口の形(USB-CかUSB-A)を確かめてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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