AirPodsのイヤーピースとは|サイズの合わせ方と外し方まで

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AirPods Proを買って箱を開けると、小さなゴムの部品が袋に入っています。これがイヤーピースで、Appleの説明ではイヤーチップと呼ばれています。

耳から落ちる、ノイキャンが効かないと感じる原因の多くは、この部品のサイズが合っていないことです。合っているかどうかは、iPhoneで数秒のテストをすれば分かります。

何のための部品か、サイズの決め方、外し方、他社製に替えるときに確かめること、手入れの方法まで順に書きました。

イヤーピースとはAirPods Proの先端に付くシリコンの部品

AirPods Pro用のイヤーピース

イヤーピースとは、AirPods Proの本体の先に付いている、耳の穴に入る部分のことです。Appleはイヤーチップと呼んでいて、耳の穴をふさいで音を通す役目と、本体を耳に固定する役目の2つを持っています

材質は柔らかいシリコンで、根元が楕円形になっています。この楕円の部分が本体の穴にはまる作りで、丸い穴の一般的なイヤホンとは形が違います。だから他のイヤホン用のイヤーピースは付きません。

付いているのはAirPods Proだけです。無印のAirPods(第2世代、第3世代、第4世代)は耳の穴をふさがない形なので、イヤーピースそのものがありません。

無印のAirPodsで「耳から落ちる」と困っている人は、イヤーピースを足すのではなく、耳に引っかけるカバーを探すことになります。この記事はAirPods Proについて書いています。

サイズは装着状態テストで決めよう

サイズは耳で感じる好みではなく、iPhoneの「イヤーチップ装着状態テスト」の結果で決めましょう。付属しているサイズは世代で違い、第1世代はSとMとLの3つ、第2世代はXSが足されて4つ、第3世代はXXSも足されて5つです。

テストのやり方は次のとおりです。

  1. AirPods Proを両耳に付けて、iPhoneの設定を開く
  2. 一番上に出るAirPods Proの名前を押す
  3. 「イヤーチップ装着状態テスト」を押して「続ける」を押す
  4. 再生ボタンを押し、数秒の音が流れ終わるのを待つ
  5. 左右それぞれに「密閉性は良好です」と出れば合格

「イヤーチップを調整するか別のサイズをお試しください」と出た耳は、1つ小さいサイズと1つ大きいサイズの両方を試します。左右で耳の穴の大きさは違うので、左がMで右がSのように別々のサイズになっても問題ありません。

合格が出ても、30分付けて痛くなるなら1つ小さいサイズに替えてください。密閉性は少し落ちますが、痛くて外してしまうより長く使えます。

第3世代のイヤーチップは、シリコンの中に発泡素材を組み込んだ作りで、前の世代より耳に密着しやすくなっています。第2世代でMが緩かった人でも、第3世代ではMで合格が出ることがあるので、世代を変えたらテストをやり直しましょう。

外し方は根元をつまんでまっすぐ引く

イヤーピースは、根元を親指と人差し指でつまみ、本体と平行にまっすぐ引き抜くと外れます。先端の柔らかい部分だけを持って引くと、伸びて破れることがあります。

付けるときは、楕円の向きを本体の穴に合わせて押し込みます。「カチッ」と音がしたら、はまっています。音がしないまま使うと、耳の中でイヤーピースだけが外れることがあります。

固くて外れないときは、イヤーピースの先端を裏返すように折り返してから根元をつまんでください。指がかかる面が増えて、外しやすくなります。

外す場面は、サイズを変えるとき、水洗いするとき、他社製に替えるときの3つです。それ以外で頻繁に外すと根元が緩んでくるので、用が無いときは付けたままにしておきましょう。

耳の中にイヤーピースだけが残ったときは、自分でピンセットなどを入れずに、耳鼻科で取ってもらってください。奥に押し込むと耳を傷つけます。

シリコンとウレタンで聞こえ方が変わる

ウレタン素材のAirPods Pro用イヤーピース

素材は2種類あります。付属のシリコンは水で洗えて長持ちし、他社製に多いウレタンの低反発素材は遮音性が上がる代わりに、数か月で傷みます

項目 シリコン ウレタン(低反発)
遮音性 普通 高い
音の傾向 高い音がはっきり 低い音が強く出る
手入れ 水で洗える 拭くだけ
持ち 長い 1〜3か月

ウレタンは、指でつぶしてから耳に入れ、ふくらむのを待つ付け方です。電車の音を消したい人や、走っても落ちにくくしたい人はウレタンが向いています。

音の変化は小さくありません。専門店の比較でも、ウレタンにすると高い音が少し弱くなり、低い音が強く出ると書かれています。今の音が気に入っている人はシリコンのままで十分です。

他社製を買うときは世代とケースを確かめよう

サイズ違いがそろった他社製のAirPods Pro用イヤーピース

他社製のイヤーピースを買うときに確かめることは3つです。対応する世代、充電ケースに入るか、サイズの並びの3点で、このどれかを外すと使えずに終わります

世代がいちばん大切です。第1世代と第2世代のイヤーピースは同じ形で使い回せますが、第3世代は形が変わっているので、第2世代用は付きません。商品名に第3世代対応と書いてあるかを見てください。

ケースに入るかどうかも見落としがちです。ウレタンや厚めのシリコンは、付けたままだとふたが閉まらず、充電できない商品があります。ケースに入れたまま充電できると書いてあるものを選びましょう。

サイズの並びは、純正で合わなかった人ほど効きます。純正はSとMとLの間がありませんが、他社製にはMSやMLのような中間サイズや、SSSからLまで7段階そろえたものがあります。純正のMでは大きく、Sでは小さい人は、中間サイズがある商品から選んでください。

純正と同じシリコンのイヤーピースは、Appleの公式サイトでも交換用として売られています。破れたり無くしたりしただけなら、他社製より先にそちらを見ましょう。

3か月に1回は洗って傷んだら替えよう

イヤーピースは外して水ですすぎ、乾いてから付け直します。石けんや洗剤は使いません。Appleの手入れの案内でも同じ方法が書かれています。

目安は3か月に1回です。耳あかが網の部分に詰まると音が小さくなり、ノイキャンの効きも落ちます。音が片方だけ小さいと感じたら、故障を疑う前にイヤーピースを外して見てください。

替えどきは、先端が黄色くなったとき、硬くなったとき、裂け目ができたときです。硬くなったイヤーピースは密閉が弱くなるので、装着状態テストで合格していたサイズでも落ちやすくなります。

ウレタンは洗えないので、拭いても黒ずみが取れなくなったら替えます。1〜3か月で替えることになるので、買うときは複数ペア入りを選んでおくと切らさずに済みます。

サイズが合えばノイキャンも落ちにくさも変わる

イヤーピースはAirPods Proの部品の中で、唯一自分で選んで替えられる部分です。ここが合うだけで、ノイズキャンセリングの効きも、耳からの落ちにくさも、音の聞こえ方も変わります。

まずは付属のサイズで装着状態テストを左右別々にやってみてください。合格が出ないときは、他社製の中間サイズかウレタンを、世代とケースを確かめてから1つ試すと答えが出ます。

3か月に1回の水洗いと、傷んだら替えることだけ続ければ、本体を買い替えるまでイヤーピースで困ることはほぼありません。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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