イヤホンのイヤーピースの洗い方|シリコンは水洗いできてフォームは洗わない

ソニー ハイブリッドイヤーピース EP-EX11M イヤーピース
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イヤホンを外したら、イヤーピースの内側に茶色い耳垢がこびりついていた。そんなとき、水で洗っていいのか迷いますよね。

イヤホンのイヤーピースは、シリコンなら水洗いできます。ただし素材によっては洗えないものもあり、洗ったあとの乾かし方とつけ直し方で使い心地が変わります。

素材の見分け方から洗い方、交換の目安まで、イヤーピースを洗う順番どおりに紹介します。

イヤーピースの洗い方は素材で決まる

シリコンのイヤーピースは水洗いできますが、スポンジのようなフォームのイヤーピースは基本的に洗いません。

まずは、今使っているイヤーピースがどちらの素材かを確かめましょう。

つまんですぐ戻るならシリコンのイヤーピース

指でつまんで離したとき、すぐに元の形に戻るものはシリコンです。

ワイヤレスイヤホンに最初から付いているイヤーピースは、ほとんどがこのシリコンです。表面がつるっとしていて、水をはじきます。

ゆっくり戻るならフォームのイヤーピース

つぶしてから数秒かけてふくらむものは、ウレタンなどのフォームです。

フォームは細かい穴に水がしみこみ、乾きにくいうえに形が崩れやすくなります。洗えるかどうかは製品ごとに違うので、パッケージや説明書で確かめてください。書いていなければ、洗わずに乾いた布で表面をふくだけにしておくのが安全です。

素材 見分け方 水洗い 汚れたとき
シリコン つまむとすぐ戻る できる 外して水か薄めた中性洗剤で洗う
フォーム 数秒かけて戻る 製品による 乾いた布でふく。汚れが落ちなければ交換

シリコンのイヤーピースを洗う手順は5ステップ

イヤーピースは必ずイヤホンから外して、イヤーピースだけを洗います。

イヤホン本体ごと水に入れると、防水のモデルでも音の出る穴に水が残って音がこもる原因になります。

  1. ステップ1 イヤーピースの根元をつまみ、ノズルに沿ってまっすぐ引き抜く
  2. ステップ2 小皿にぬるま湯をため、食器用の中性洗剤を1滴たらす
  3. ステップ3 イヤーピースを入れて、指の腹で内側と外側をやさしくこする
  4. ステップ4 流水で洗剤が残らないようにすすぐ
  5. ステップ5 穴を下にしてタオルの上に置き、半日ほど置いて乾かす

イヤーピースを外すときは傘の部分を引っぱらない

傘のように広がった部分だけを持って引くと、ちぎれたり裂けたりします。

根元の筒の部分をつまんで、ノズルに沿って抜くのがコツです。かたくて抜けないときは、根元に爪をかけると外しやすくなります。

イヤーピースの内側の耳垢は綿棒でかき出す

筒の内側にこびりついた耳垢は、指では届きません。

洗剤液につけたまま綿棒を差し込んで、くるくる回すと落ちやすいです。つまようじのような先のとがったものは、シリコンを傷つけるので使わないでください。

ソニーの取扱説明書では、イヤーピースを本体から外し、うすめた中性洗剤で手洗いして、水気をよくふいてから使うよう案内されています。AppleのAirPods Proのイヤーチップは、石鹸や家庭用洗剤を使わずに水だけで洗うよう案内されています。メーカーによって洗剤の扱いが違うので、お使いのイヤホンの説明書も一度見ておきましょう。

イヤホン本体は洗わずに乾いた布でふく

イヤーピースを外したあとのイヤホン本体は、水で洗わずに乾いた布か綿棒でふくだけにします。

音の出る穴には、耳垢が入らないように細かいメッシュが付いています。ここが濡れたり詰まったりすると、片耳だけ音が小さくなることがあります。

メッシュの耳垢は乾いた綿棒か柔らかいブラシで取る

メッシュの汚れは、乾いた綿棒で軽くなでるように取ります。

強く押しつけると、汚れが奥に入り込んだりメッシュがはがれたりします。歯ブラシを使うなら、毛のやわらかいものを乾いたまま使いましょう。

イヤホンの掃除で使わないほうがいいもの

  • エアダスター(汚れを奥に押し込むことがある)
  • 漂白剤やシンナーなどの強い薬品
  • 先のとがった針やつまようじ
  • ドライヤーの熱風(イヤーピースやケースが変形する)
アルコールでふく場合は、布に少し含ませてから外側だけをふきます。イヤホンに直接スプレーしたり、充電の端子やメッシュに液体を入れたりしないでください。

洗ったイヤーピースのつけ方で音がこもるのを防ぐ

洗ったあとに「音がこもる」「ノイズキャンセリングが弱くなった」と感じたら、イヤーピースのつけ方を見直してください。

洗う前と同じつけ方に戻っていないと、耳とのあいだにすき間ができて音が逃げます。

イヤーピースが乾いていないうちにつけない

筒の内側に水滴が残ったままつけると、その水がノズルのメッシュに付いて音がこもります。

見た目が乾いていても、筒の中は乾いていないことがあります。穴を下にしてタオルの上で軽くたたき、水が出てこないのを確かめてからつけましょう。

ノズルの奥までしっかり差し込む

イヤーピースの筒がノズルの途中で止まっていると、耳に入れたときにずれて外れやすくなります。

根元を少しつぶしながら、カチッと止まるところまで押し込みます。AirPods Proのように楕円形のイヤーピースは、向きを合わせてからはめてください。

左右でサイズを取り違えない

左右でサイズを変えて使っている人は、洗ったときに入れ替わりやすいです。

外す前にスマホで写真を撮っておくと、迷わずに元に戻せます。アプリで耳に合っているかを調べられるイヤホンなら、つけ直したあとに一度試しておくと安心です。

イヤーピースを洗う回数は週1回で交換は数か月ごと

毎日イヤホンを使うなら、イヤーピースは週1回洗うのが目安です。

汗をかく夏場やジムで使う人は、使ったあとに乾いた布でふくのも足しておくと、においがつきにくくなります。

イヤーピースを交換したほうがいいサイン

シリコンでも、使っているうちに少しずつ傷んでいきます。次のどれかに当てはまったら、洗うより買い替えたほうが早いです。

  • 洗っても黄ばみやにおいが取れない
  • 表面がべたべたする
  • 傘の縁が裂けている、またはふにゃっとして形が戻らない
  • 耳から落ちやすくなった

交換の目安は、シリコンで3か月から半年、フォームで1か月から3か月ほどといわれています。イヤーピースはイヤホン本体よりずっと安いので、汚れが気になったら新しくするのもおすすめです。

ソニーのハイブリッドイヤーピースは、ソニーのカナル型イヤホンに合わせて作られた替えのイヤーピースです。シリコンなので、ここまで紹介した洗い方でそのまま洗えます。

イヤーピースを汚れにくくする毎日の扱い方

イヤーピースの汚れは、使ったあとにひとふきしてからケースに戻すだけでかなり減ります。

耳から外した直後のイヤーピースは、汗や皮脂で湿っています。そのままケースに入れると、湿気がこもってにおいの原因になります。

イヤホンを外したら乾いた布でひとふきしてケースへ

メガネふきのような糸くずの出ない布を、イヤホンケースと一緒に持ち歩くと続けやすいです。

ケースの中もときどき乾いた綿棒でふいておきましょう。充電の端子に耳垢が付くと、充電されないことがあります。

耳垢が入りにくいイヤーピースに替える

イヤーピースの筒の中にフィルターが付いたものを使うと、耳垢がノズルまで届きにくくなります。

AZLAのSednaEarfit XELASTEC IIは、筒の中に耳垢よけのフィルターが付いたイヤーピースです。メッシュの掃除の回数を減らしたい人に向いています。

耳のかゆみや痛みが続くときは耳鼻科へ

イヤーピースを清潔にしていても、耳のかゆみや痛み、耳だれが続くことがあります。

そのときはイヤホンを使うのをいったんやめて、耳鼻科で相談してください。耳垢が多いからといって、耳かきでこすりすぎるのも耳の中を傷つける原因になります。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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