棚を外そうとして、ノコギリもヤスリも入らない狭いすき間にお手上げになったことがあります。マルチツールを一台足したら、その手詰まりが一気に片づきました。刃を替えるだけで切る、削る、はがすをこなす便利さを軸に、7機種を並べます。
この記事で紹介する電動マルチツール7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ひとこと | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | マキタ TM30DSH 10.8V | ![]() |
軽くて扱いやすい入門の定番 | Amazon楽天 |
| 2位 | ハイコーキ CV12DB | ![]() |
静かめの動きで細かい作業に | Amazon楽天 |
| 3位 | ボッシュ GMF10.8V-28 | ![]() |
刃を1秒で替えられる元祖 | Amazon楽天 |
| 4位 | 高儀 EARTH MAN MSC-300SCB | ![]() |
コード式で電池切れの心配なし | Amazon楽天 |
| 5位 | マキタ TM52DZ 18V | ![]() |
18Vで重めの作業までこなす | Amazon楽天 |
| 6位 | ハイコーキ CV18DA 18V | ![]() |
マルチボルト電池で長く使える | Amazon楽天 |
| 7位 | SK11 SMT-108V-15RLN | ![]() |
価格を抑えて始めたい人に | Amazon楽天 |
マルチツールは電源と替刃で使い勝手が決まる
最初に決めたいのは電源です。コンセントから電気を取るコード式は時間を気にせず作業でき、電池のいらない充電式は取り回しの軽さで勝ります。長い時間を一気にこなすならコード式、あちこち動きながら使うなら充電式、というのが分かれ目です。
次に効いてくるのが替刃です。マルチツールは刃を差し替えることで、木を切る、金属を切る、塗装をはがす、面を削る、と役目を変えます。買うときに手持ちの刃が多い機種を選ぶと、あとで買い足す手間とお金が減ります。動きのイメージがつかみにくい人は、下の動画で刃の替え方と切る様子を見ると早いです。

刃を替えるだけで切る、削る、はがすが全部できるんですね。一台の守備範囲が広い。

使いたい刃が手に入るか先に見ておくのは大事ね。せっかく買っても刃がないと動かせないもの。
電動マルチツールのおすすめ7選!電源とパワーで選ぶ
ここからは、軽い入門機からパワー重視の18V機まで7つを順に見ます。電源の型と、手持ちのバッテリーがそろうメーカーかどうかを軸にすると選びやすいです。
第1位:マキタ(Makita) 充電式マルチツール 10.8V TM30DSH

はじめの一台に迷ったら、この10.8VのTM30DSHが素直な選び方です。本体が軽くて取り回しがよく、片手でも扱えるので、家具の分解や幅木の切り込みといった細かい作業がはかどらず…ではなく、すっと片づきます。私も最初のマルチツールとしてこれを握りましたが、軽さのおかげで手首が疲れにくく、長く続けられました。
力の要る厚い金属や長い切断には向きません。あくまで家まわりの軽作業向けなので、重い作業も想定するなら上位の18V機を見ておくとよいです。
軽くて扱いやすい入門の定番
第2位:ハイコーキ(HiKOKI) コードレスマルチツール CV12DB

技術力に定評のあるハイコーキの小型機です。刃を工具なしで替えられ、動き出しがなめらかなので、狙った位置に刃を当てやすいのが持ち味です。口コミでは、細かい切り込みでも刃先が暴れにくく、作業がていねいに進むという声が見られました。
マキタと同じく12V級なので、重い作業には力が足りません。ハイコーキの電池でそろえている人が、取り回しの軽い一台を足したいときにはまる選び方です。
なめらかな動きで細かい作業に強い
第3位:ボッシュ(Bosch) コードレスマルチツール GMF10.8V-28

マルチツールを世に出した元祖がボッシュです。スターロックという方式で刃を1秒ほどで差し替えられ、面のきわを削るような細かい作業でも刃がしっかり止まります。レビューでは、刃の交換の速さと固定の確かさをほめる声が目立ちました。
純正の刃はやや値が張るのが正直なところです。ただ、対応する刃の種類は多く、家じゅうのこまごました作業を任せられる守備範囲があります。
刃を1秒で替えられる元祖の一台
第4位:高儀(EARTH MAN) コード式マルチサンディングカットソー MSC-300SCB

電池を持たずに安く始めたい人に向く、高儀のコード式です。コンセントにつなぐぶん電池切れの心配がなく、価格も手ごろで、まずマルチツールを試したいDIY入門者に選ばれています。レビューでは、軽い切断や研磨なら十分に働くという声がありました。
連続で重い作業をこなすほどのパワーや耐久性は大手におよびません。また、コードが動きの邪魔になる場面もあります。用途を軽作業にしぼって、価格の安さを取る選び方です。
電池いらずで安く始められるコード式
第5位:マキタ(Makita) 充電式マルチツール 18V TM52DZ

もう少し重い作業まで見据えるなら、18VのTM52DZが心強い一台です。10.8V機より力があり、厚めの木材や金属の切断でも刃が止まりにくく、作業がもたつきません。私は入門機から乗り換えて18V機を握りましたが、同じ切断でも余裕があって、途中で刃が食い込んで止まるいら立ちが減りました。
本体のみのモデルなので、マキタの18V電池を持っていない人は別途そろえる必要があります。電池を持っていないと総額が上がる点は覚えておきたいところです。
18Vで重めの作業までこなす本体
第6位:ハイコーキ(HiKOKI) 18V マルチツール CV18DA

ハイコーキの18V機で、力と持ちのよさを兼ねた一台です。18Vと36Vのどちらでも使えるマルチボルト電池に対応し、ほかのハイコーキ工具と電池を回して使えるのが強い点です。口コミでは、長めの作業でも息切れせず、現場でも頼れるという評価がありました。
入門機に比べると本体が大きく重くなります。細かい取り回し重視の人には少し持て余すので、力を優先する人向けの選び方です。
マルチボルト電池で長く使える18V機
第7位:SK11 10.8Vマルチツール SMT-108V-15RLN

ホームセンターでおなじみ、SK11の手ごろな充電式です。大手より安く買えることが多く、刃も付いてくるので、まずマルチツールを一台試したい人の入り口になります。口コミでは、値段のわりにしっかり切れて驚いたという声がある一方、パワー不足を感じたという声もありました。
正直、大手のなめらかさや耐久性とは差があります。それでも、たまのDIYで軽く使うだけなら、この価格で十分に元が取れます。もうこれで始めちゃえばいいじゃん!!と背中を押せる一台です。
価格を抑えて始めたい人の入り口
7機種を使い勝手でくらべた早見表
星は私の主観を含みますが、電源の型やパワー、扱いやすさ、価格を目安にしました。用途に合う一台を選ぶ取っかかりにしてください。
| 機種 | 電源 | パワー | 取り回しやすさ | 価格の手ごろさ |
|---|---|---|---|---|
| マキタ TM30DSH | 充電10.8V | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| ハイコーキ CV12DB | 充電12V | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| ボッシュ GMF10.8V-28 | 充電10.8V | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 高儀 MSC-300SCB | コード式 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| マキタ TM52DZ | 充電18V | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| ハイコーキ CV18DA | 充電18V | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| SK11 SMT-108V-15RLN | 充電10.8V | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
コード式と充電式はどっちが向いているのか
屋内の決まった場所で長い時間こなすなら、電池切れのないコード式が向いています。逆に、庭や別の部屋を動きながら使うなら、コードのない充電式が身軽です。すでにマキタやハイコーキの電池を持っているなら、その電池が使える本体を選ぶと総額をぐっと抑えられます。
電池を一つも持っていない人は、電池と充電器の値段まで足して考えると失点しません。使う場所と手持ちの電池、この二つを先に整理すると、迷いが小さくなります。
替刃選びとお手入れで長く使うコツ
マルチツールは振動で作業するので、刃の消耗が思ったより早いです。切れが悪くなった刃を使い続けると、時間もかかるし本体にも負担がかかります。よく使う切断用と研磨用の刃は、替えを一枚ずつ持っておくと作業が止まりません。
使ったあとは、刃の付け根にたまった粉やヤニを払っておくと、次に差すときにきちんと固定できます。金属を切ったあとは刃が熱くなるので、少し冷ましてから外すとやけどを防げます。こうした小さな手当てが、道具の持ちを長くします。

刃の消耗が早いのは知りませんでした。切れが落ちた刃を替えるだけで作業が速くなりそうです。
電動マルチツール選びのおさらい
軽さと扱いやすさで選ぶならマキタのTM30DSH、細かい作業のなめらかさならハイコーキ、刃の交換の速さならボッシュ、電池を持たず安く始めるなら高儀、力を求めるなら18Vのマキタやハイコーキが軸になります。まず試したいなら価格の安いSK11から入る手もあります。
正直に言うと、最初から高い機種を買う必要はありません。手持ちの電池と使う場所に合わせて一台を選び、刃を足しながら守備範囲を広げていく。その進め方のほうが、むだなく道具とつき合えます。
タサカケン電動工具やDIY道具を得意とする筆者。工具メーカーへの取材や販売店へのリサーチをもとに記事を書いています。実際に握った感触を大事に、はじめての人が迷わないよう紹介しています。


