スマートスピーカーのメリットとデメリット 使わなくなる人の共通点と対策

smart-speaker オーディオ機器
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スマートスピーカーを買おうか迷っているけれど、結局タイマーにしか使わなくなりそうで決められない。

そう感じている人は多いです。実際、メリットとデメリットを知らないまま置くと、天気を聞くだけの機械になりがちです。

スマートスピーカーで得をする人と損をする人の違い、買ってから最初にやっておきたい設定まで、順番に紹介します。

スマートスピーカーは声だけで調べものと家電操作ができるスピーカー

Amazon Echo Dot 第5世代

スマートスピーカーは、話しかけるだけで音楽をかけたり、天気を調べたり、対応する家電を動かしたりできるスピーカーです。

中にはマイクとAIアシスタントが入っていて、「アレクサ」や「OK Google」のような呼びかけの言葉に反応して動きます。

この呼びかけの言葉をウェイクワードといいます。

スマートスピーカー単体でできること

家電とつながなくても、スマートスピーカーだけでできることはたくさんあります。

  • 音楽配信サービスやラジオ、ポッドキャストを流す
  • 天気予報、気温、ニュースを聞く
  • タイマーやアラーム、リマインダーをかける
  • 買い物リストやToDoリストに声で書き足す
  • 同じ機種どうしで呼びかけたり、通話したりする

画面付きのモデルなら、レシピの手順や見守りカメラの映像も画面で確認できます。

家電の操作にはスマートスピーカーに対応した機器が必要

照明やエアコンを声で動かすには、その家電がスマートスピーカーに対応している必要があります。

対応していない家電でも、赤外線リモコンで動くものなら、スマートリモコンを間に入れると声で操作できるようになります。

ここを知らずに買って、「家電が動かない」とがっかりする人が多いので、先に覚えておきたいところです。

スマートスピーカーのメリットは手がふさがっていても使えること

Google Nest Mini 第2世代

スマートスピーカーのいちばんのメリットは、手が使えないときでも声だけでスマホやリモコンの代わりになることです。

料理中でもスマートスピーカーならタイマーを止められる

料理中は手がぬれていたり、油がついていたりして、スマホを触りたくないですよね。

スマートスピーカーなら「3分のタイマー」「次の曲」と言うだけで済みます。

キッチンに置いて、タイマー代わりに使っている人が多いです。

寝る前や起きたときに照明とエアコンを声で消せる

対応する照明やエアコンとつなげば、布団に入ってから「電気を消して」と言うだけで部屋が暗くなります。

朝に決まった時間で照明をつけ、天気とニュースを流す、といった組み合わせも一度登録しておけば毎日自動で動きます。

この組み合わせは、Alexaでは「定型アクション」、Googleでは「ルーティン」と呼ばれています。

スマホが苦手な家族も声だけで使える

スマホの操作に慣れていない高齢の家族でも、話しかけるだけなら使い始めのハードルが低いです。

画面付きのモデルなら、離れて暮らす家族とビデオ通話をしたり、部屋の様子を見たりする使い方をしている人もいます。

スマートスピーカーのデメリットは聞き間違いとプライバシーの不安

Amazon Echo Show 5 第3世代

スマートスピーカーのデメリットは、声を聞き間違えることがある点と、マイクが常に音を待っていることへの不安です。

周りがうるさいとスマートスピーカーは聞き取れない

テレビの音が大きいときや、換気扇の近くでは、呼びかけに反応しないことがあります。

長い言い回しも聞き間違えやすく、思っていたのと違う答えが返ってくることもあります。

短い言葉で、少しはっきりめに話すと通じやすくなります。

スマートスピーカーのマイクが会話を拾う不安

スマートスピーカーは、ウェイクワードを聞き取るために、マイクをずっと待ち受けの状態にしています。

メーカーは「ウェイクワードを聞くまで録音は送らない」と説明していますが、テレビの音などを呼びかけと間違えて反応してしまうことはあります。

また、後から追加するスキルやアクションという機能を悪用されるおそれも指摘されています。

Wi-Fiが無いとスマートスピーカーはほぼ使えない

スマートスピーカーは、声をインターネットの向こう側で処理して答えを返しています。

自宅のWi-Fiが止まると、音楽も天気も家電の操作も使えなくなります。

スマホの音楽をBluetoothで流すくらいはできますが、それならふつうのスピーカーで足ります。

家電とつなぐには追加のお金と設定の手間がかかる

手持ちの家電が対応していない場合、スマートリモコンや対応の照明をそろえる必要があります。

さらに、それぞれのアプリで登録をしてから、スマートスピーカーとひも付ける作業が必要です。

この最初の設定が面倒で、そのまま置きっぱなしにしてしまう人も少なくありません。

スマートスピーカーを使わなくなる人に多い3つの理由

スマートスピーカーを使わなくなる理由は、使い道を決めずに買うこと、家電とつながないこと、置き場所が合っていないことの3つが多いです。

使わなくなる理由 よくある状態 こうすると続けやすい
使い道を決めていない 天気を何回か聞いて終わる 毎日使う場面を1つだけ決める
家電とつないでいない できることが少なく飽きる 照明かエアコンの1台からつなぐ
置き場所が合っていない 話しかけに行くのが面倒になる いちばん長くいる部屋に置く

多くの人がつまずくのは、「何でもできる」と思って買い、何から使えばいいか分からなくなるところです。

最初は「朝のアラームと天気」「料理中のタイマー」のように、1つの場面に決めて使い始めてみてください。

その使い方が毎日のことになってから、照明やエアコンを1台ずつつないでいくほうが長く続きます。

置き場所は、寝室ならベッドの近く、キッチンならコンロから少し離れた棚の上など、声が届きやすい距離にするのがおすすめです。

スマートスピーカーのデメリットを減らす4つの設定

プライバシーや誤作動が気になる人は、買ってすぐにマイクのオフ、音声履歴の削除、音声ショッピングの確認コード、呼びかけの言葉の4つを設定しておくと安心です。

ステップ1 マイクを切るボタンの場所を確かめる

多くのスマートスピーカーには、本体にマイクを切るボタンやスイッチがあります。

来客中や、聞かれたくない話をするときは、このボタンでマイクを切っておきましょう。

切っている間はランプの色が変わる機種が多いので、ひと目で分かります。

ステップ2 音声履歴を消す設定をしておく

話しかけた内容は、各社のアプリから確かめたり、消したりできます。

AlexaならAlexaアプリの「設定」から「Alexaのプライバシー」、GoogleならGoogleアカウントの「マイアクティビティ」から操作します。

一定の期間が過ぎたら自動で消す設定もあるので、気になる人は最初に選んでおくとあとがラクです。

ステップ3 声での買い物に確認コードをかける

Alexaは声だけで買い物ができますが、子どもやテレビの音で注文が入ってしまうことがあります。

Alexaアプリの音声ショッピングの設定で、4桁の確認コードを入れておくと、コードを言わない限り注文されません。

使う予定がなければ、音声ショッピング自体をオフにしておくのも手です。

ステップ4 テレビで誤反応するならウェイクワードを変える

テレビやラジオの音に反応してしまうときは、ウェイクワードを変えると誤反応が減ります。

Alexaは「アレクサ」以外にも「エコー」「コンピューター」などに変えられます。

スキルやアクションは、使っていないものを消しておきましょう。後から追加する機能は、開発元をよく確かめてから入れるのがおすすめです。

スマートスピーカーが向いている人と向いていない人

家事の途中によく手がふさがる人や、照明とエアコンを声で動かしたい人にはスマートスピーカーのメリットが大きく、スマホで十分に用が足りている人にはデメリットのほうが目立ちます。

スマートスピーカーが向いている人

  • 料理中にタイマーや音楽をよく使う人
  • 寝る前や朝に照明とエアコンを手を使わずに動かしたい人
  • スマホの操作が苦手な家族と一緒に暮らしている人
  • 部屋で音楽やラジオを流しっぱなしにすることが多い人

スマートスピーカーが向いていない人

  • 家ではほとんどスマホを手に持っている人
  • 家の中にマイクが置いてあることがどうしても気になる人
  • 自宅にWi-Fiが無い人
  • 家電とつなぐ設定に時間をかけたくない人

迷っている場合は、「毎日これに使う」という場面が1つ思い浮かぶかどうかで決めるのがおすすめです。

1つ決まれば、スマートスピーカーのメリットはその場面から少しずつ増えていきます。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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