イヤホンを外したとき、イヤーピースに耳垢が付いているのを見てドキッとしたことはありますよね。
ただ、毎回洗うのは面倒で、どのくらいの頻度で掃除すればいいのか分からない人が多いです。
ここでは、イヤーピースの掃除頻度の目安と、水洗いのやり方、交換の時期までを順番に書いていきます。
イヤーピースの掃除頻度は毎回拭いて週1回水洗い
先に答えを書きます。
イヤーピースの掃除は、使い終わるたびに乾いた布でひと拭きして、週に1回は外して水洗いする頻度がおすすめです。
海外の聴覚の専門家も、AirPodsのようなイヤホンは少なくとも週に1回の掃除をすすめています。
イヤーピースは耳の穴に直接入る部分です。
耳垢や皮脂、汗が毎回少しずつ付きます。
1日2時間使うなら、1週間で14時間ぶんの汚れがたまる計算になります。
| 掃除のしかた | 頻度の目安 | かかる時間 |
|---|---|---|
| 乾いた布でひと拭き | 使い終わるたび | 10秒ほど |
| 外して水洗い | 週1回 | 洗うのは2分ほど |
| 汚れと傷みの確認 | 月1回 | 1分ほど |
毎回の拭き取りは、ケースに戻す前の10秒で済みます。
これだけで、週1回の水洗いがずっとラクになりますよ。
イヤーピースの掃除頻度を上げたほうがいい4つの場面
週1回はあくまで、通勤や家で1日数時間使う人の目安です。
汗をかく運動中に使う人や、夏場、イヤホンを人と共有するときは、水洗いの頻度を2〜3日に1回まで上げましょう。
運動やジョギングで汗をかいたイヤーピース
汗をかいたあとのイヤーピースは、湿ったまま耳の熱で温められています。
耳の中は蒸れやすく、雑菌やカビが増えやすい場所です。
運動で使った日は、帰ってからすぐに外して水ですすいでおくと安心です。
湿気の多い夏場のイヤーピース
6月から9月ごろは、ふだんどおりに使っていても汗の量が増えます。
この時期だけでも、水洗いを週2回にしてみてください。
家族や友人とイヤホンを共有するとき
人と貸し借りしたイヤーピースは、返ってきたらその日のうちに洗いましょう。
耳垢の量や耳の状態は人によって違います。
自分の耳に合わせて、イヤーピースだけ別に持っておくのもおすすめです。
耳にかゆみや痛みがあるときのイヤーピース
耳の中がかゆい、痛い、湿っぽいと感じる日は、イヤーピースを毎回洗う頻度に上げてください。
汚れたイヤーピースを入れ続けると、耳の中に汚れを戻すことになります。
かゆみや痛みが続くときは、イヤホンを使うのをしばらく休んで、耳鼻科で診てもらいましょう。
治るまでの間に使ったイヤーピースは、念のため新しいものに替えておくと安心です。
イヤーピースを水洗いする掃除のやり方は5ステップ
水洗いは「外す、すすぐ、拭く、乾かす、付け直す」の5ステップで、作業そのものは2分ほどで終わります。
ステップ1 イヤホン本体からイヤーピースを外します。根元をつまんで、まっすぐ引き抜きます。
ステップ2 ぬるま湯か水で、イヤーピースの内側と外側をすすぎます。指の腹で表面をこすると、皮脂のぬめりが落ちます。
ステップ3 耳垢が溝に残っていたら、綿棒でかき出します。強く押し込むと破れることがあるので、軽くなぞる程度にします。
ステップ4 糸くずの出ない布で水気を拭き取り、内側を下に向けて置きます。
ステップ5 完全に乾いたことを確かめてから、本体に付け直します。
石鹸や中性洗剤を使ってよいかは、メーカーで扱いが分かれます。
AirPods Proのイヤーチップは、水ですすぐだけにして、石鹸や家庭用洗剤は使わないよう案内されています。
洗剤を使いたいときは、先に自分のイヤホンの説明書で洗えるかどうかを確かめてください。
イヤーピースの掃除で使わないほうがいいもの
アルコール、除光液、シリコンを含むウェットティッシュは、イヤーピースの素材を傷めることがあるので避けたほうがいいです。
ソニーのイヤーピースのお手入れでも、これらは使えないものとして挙げられています。
ほかにも、次のものは避けておきましょう。
- 漂白剤や塩素系の洗剤
- ドライヤーの熱風や直射日光での乾燥
- 先のとがったピンや針
- 本体ごと水につけての洗浄
熱で乾かすと、シリコンが変形してサイズが合わなくなることがあります。
乾かすのは、風通しのいい日陰で十分です。
掃除しても落ちないイヤーピースは交換の時期
掃除の頻度を守っていても、イヤーピースは少しずつ傷みます。
洗っても黄ばみやベタつきが取れない、裂け目がある、耳に入れたときにゆるいと感じたら、イヤーピースを交換するタイミングです。
- 洗ったあとも表面がベタベタする
- 白や透明だったものが黄色っぽくなった
- 根元や傘の縁に小さな裂け目がある
- 前より音漏れがする、低音が弱く感じる
- 歩いているとイヤホンがずれてくる
音漏れや低音の弱さは、イヤーピースが縮んで耳とのすき間が増えたときに出やすいです。
ノイズキャンセリングの効きが落ちたと感じたときも、まずイヤーピースを見てみてください。
月に1回の確認のときに、この5つを見ておくと交換の時期を逃しません。
イヤホン本体とケースも掃除の頻度をそろえるのがおすすめ
イヤーピースだけきれいにしても、本体の音の出口やケースが汚れていると、すぐにまた汚れが移ります。
イヤーピースを水洗いする週1回の日に、本体の音の出口とケースの中も一緒に掃除しておくのがおすすめです。
- 本体の音の出口は、乾いた綿棒か柔らかいブラシで汚れをかき出す
- 本体の外側は、軽く湿らせた布で拭いて、すぐに乾いた布で拭き直す
- ケースの中は、綿棒で底のホコリや耳垢をかき出す
- 充電の端子は、乾いた柔らかい布で拭く
本体は水で洗い流さないでください。
防水のイヤホンでも、音の出口や充電の端子に水が残ると不具合の原因になります。
イヤーピースの掃除頻度は3つの習慣で決めておく
最後に、これからやることを整理しておきます。
使うたびにひと拭き、週1回の水洗い、月1回の傷みの確認の3つを決めておけば、イヤーピースの掃除頻度で迷うことはなくなります。
- 使い終わったら、ケースに戻す前に乾いた布でひと拭き
- 週1回、夜に外して水ですすぎ、朝まで乾かす
- 汗をかいた日や夏場は、水洗いを2〜3日に1回
- 月1回、黄ばみや裂け目がないか見る
曜日を決めておくと忘れにくくなります。
たとえば日曜の夜に洗うと決めておけば、月曜の朝には乾いたイヤーピースで出かけられます。
まずは次に使い終わったとき、イヤーピースを外して汚れ具合を見てみてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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