フォームタイプのイヤーピースの洗い方は水洗いせず拭くだけ

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フォームタイプのイヤーピースに耳あかが付いて黒ずんできた。シリコンのように水で洗っていいのか分からず、そのまま使い続けている人は多いです。

フォームタイプは水を吸いやすい素材なので、シリコンと同じ洗い方をすると早く傷みます。

ここでは、フォームタイプのイヤーピースの洗い方と乾かし方、やってはいけないこと、洗うより交換したほうがいいタイミングまで順番に紹介します。

フォームタイプのイヤーピースは水洗いできる? 基本は洗わずに拭く

フォームタイプのイヤーピース

フォームタイプのイヤーピースは、水に沈めて洗わず、表面を拭いて汚れを落とすのが基本です。

フォームタイプの代表的なメーカーであるコンプライの公式FAQでは、固く絞ったタオルで表面を軽くふいて、よく乾かすように案内されています。

家電量販店やイヤホン専門店のお手入れ記事でも、フォームタイプは水洗いを避けて、乾いた布や綿棒で汚れを取る方法が紹介されています。

フォームは中に水がたまりやすい

フォームタイプのイヤーピースは、低反発のポリウレタンでできています。

中に小さな穴がたくさんあるので、水に浸けると奥まで水がしみこみます。

表面は乾いたように見えても中に水が残りやすく、そのまま耳に入れると、ふくらみ方が変わったり、素材が傷んだりする原因になります。

イヤーピースの説明書に洗い方があればそれに従う

メーカーによっては、ウレタンやフォームのイヤーピースも、薄めた中性洗剤で手洗いできると案内しているところがあります。

案内が分かれているのは、フォームの種類や表面の加工がメーカーごとに違うためです。

手元のイヤーピースの説明書やメーカーの公式ページに洗い方が書いてあれば、そちらを優先しましょう。

書いていない場合は、水に沈めない拭き取りの方法から始めると、傷める心配がありません。

フォームタイプの洗い方は? 固く絞った布で拭いて乾かす

つぶして耳に入れるフォームタイプのイヤーピース

イヤホンから外して、固く絞った布で表面を軽く拭き、細かいところは綿棒で汚れを取ります。

作業は5分ほどで終わります。

拭き取りのやり方は5つの流れ

  1. イヤホンからイヤーピースを外す
  2. やわらかい布を水でぬらし、水が垂れないくらい固く絞る
  3. イヤーピースの外側を、つまむようにして軽く拭く
  4. 音が出る穴のまわりや内側の筒は、乾いた綿棒でなでるように汚れを取る
  5. 乾いた布で水気を押さえて取り、風通しのよい場所で乾かす

拭くときに、布を強く押しつけたりこすったりしないようにしましょう。

フォームの表面が毛羽立ったり、ちぎれたりする原因になります。

汚れが落ちないときはノンアルコールのウェットティッシュで拭く

布で落ちない皮脂汚れには、ノンアルコールのウェットティッシュで軽く拭く方法もあります。

アルコールが入ったウェットティッシュや除菌シートは使わないでください。コンプライの公式FAQでも、アルコール配合のものは使用できないと書かれています。袋の表示で「ノンアルコール」「アルコールフリー」を確かめてから使いましょう。

1回で落ちない汚れは、何度もこすらずに、日を分けて拭くほうがフォームを傷めません。

イヤホン本体の音が出る部分も一緒に拭く

イヤーピースを外したついでに、イヤホン本体の音が出る筒の先も見てみましょう。

先に付いているメッシュに耳あかが詰まっていると、きれいなイヤーピースに替えても音がこもって聞こえます。

JVCケンウッドのお手入れの案内では、毛のやわらかい細い歯ブラシで、毛先が触れる程度の当て方でやさしく払うように紹介されています。

拭いたあとはどう乾かす? 日の当たらない風通しのよい場所に置く

拭いたあとは、直射日光の当たらない、風通しのよい場所で自然に乾かします。

フォームの中に水気が残ったまま付けると、耳の中が蒸れやすくなります。

表面がさらっとして、指で押したときに冷たさを感じなくなるまで待ってから、イヤホンに付けましょう。

早く乾かしたくてもドライヤーは使わない

ドライヤーの熱や強い風は、フォームを変形させたり、硬くしたりする原因になります。

イヤホン専門店のコラムでも、息を吹きかけたりドライヤーを使ったりすることは、やってはいけないこととして挙げられています。

イヤーピースの代理店の案内でも、直射日光や温度、湿度の高い場所で乾かさないように書かれています。

夜寝る前に拭いておけば、朝には乾いています。すぐに使う予定がある日は、予備のイヤーピースに付け替えておくと待たずに済みます。

避けたいお手入れは? アルコールと水に浸けること

アルコールを使う、水に浸けて洗う、強くこする、熱で乾かすの4つは、フォームを早く傷めるので避けましょう。

シリコンのイヤーピースでは問題のない洗い方でも、フォームタイプでは傷む原因になるものがあります。

素材ごとの違いを表で比べてみます。

お手入れの方法 シリコン フォーム
薄めた中性洗剤で丸洗い できる 避ける(説明書に書いてあれば従う)
固く絞った布で拭く できる できる
ノンアルコールのウェットティッシュ できる 軽く拭くならできる
アルコールで拭く 避ける 避ける
ドライヤーで乾かす 避ける 避ける

クリーナーのスプレーを直接吹きかけるのも、水分がフォームにしみこむので避けたほうがいいです。

使うときは布に少しだけ付けてから拭きましょう。

お手入れはどのくらいの頻度でやる? 月1回と汗をかいた日

ふだんは月に1回拭き取り、運動などで汗をかいた日は、その日のうちに表面を拭いておきましょう。

イヤホンのお手入れ記事では、月に1回以上の掃除が目安として紹介されています。

汗や皮脂が付いたままケースにしまうと、ケースの中で蒸れて汚れが落ちにくくなります。

使い終わったら乾いた布でさっと拭く

毎日のお手入れは、使い終わったときに乾いた布やメガネ拭きで表面をさっと拭くだけで十分です。

これだけでも、耳あかがフォームの中に入りこむのを減らせます。

完全ワイヤレスイヤホンの場合は、充電ケースに戻す前に拭いておくと、ケースの中も汚れにくくなります。

イヤホンを家族や友人と貸し借りするのは、耳のトラブルのもとになるので避けましょう。耳にかゆみや痛みが続くときは、自分で判断せずに耳鼻科に相談してください。

拭いても戻らないときは? 夏は約2か月で冬は約3か月で交換する

完全ワイヤレスイヤホン用のフォームタイプのイヤーピース

コンプライの公式FAQでは、夏で約2か月、冬で約3か月を目安に、フォームがスカスカに感じたら交換時期と案内されています。

フォームタイプは、シリコンタイプより消耗が早い素材です。

イヤホン専門店の記事でも、フォームタイプは耐久性が低く、定期的な交換が必要だと書かれています。

汗をかきやすい夏のほうが目安が短いのは、汗や皮脂でフォームが傷みやすいためです。

交換のサインは4つ

次のどれかに当てはまったら、拭いて使い続けるより、新しいものに替えたほうが音も付け心地も戻ります。

  • 指でつぶしたあと、元の形にふくらむまでの時間が明らかに短くなった
  • フォームの表面が割れたり、ちぎれたりしている
  • イヤホンから外れやすくなった
  • 耳に入れたときにすき間ができて、低い音が聞こえにくくなった

割れたフォームは、耳の中で欠けて残るおそれがあります。

拭いても黒ずみが取れなくなったときも、交換を考えるタイミングです。

交換するときは同じサイズと軸の太さを選ぶ

フォームタイプは素材があまり伸びないので、イヤホンの音が出る筒の太さに合ったものでないと付けられないことがあります。

新しく買うときは、今使っているイヤーピースのサイズと、対応しているイヤホンを確かめてから選びましょう。

完全ワイヤレスイヤホンでは、イヤーピースを付けたまま充電ケースのふたが閉まるかどうかも確かめておくと安心です。

まず何をする? 外して拭いてふくらみを確かめる

まずはイヤーピースを外して、固く絞った布で拭き、乾かしたあとに指でつぶしてふくらみ方を確かめましょう。

ゆっくり元に戻るなら、そのまま使えます。

すぐに戻ってしまう、表面が割れているという場合は、交換の時期です。

これからは、使い終わったら乾いた布でさっと拭き、月に1回は外して拭き取る流れにしておくと、フォームタイプを長く使えます。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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