マイクプリは録り音の質を一段引き上げてくれる機材です。 宅録からプロ用まで実際に通して感じた音の違いを交えながら、選びやすい7台を順位で紹介します。
この記事で紹介するマイクプリアンプ7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Focusrite ISA One | ![]() |
迷ったらこれの定番機 | Amazon楽天 |
| 2位 | RND Portico 511 | ![]() |
柔らかく芯のある上品な音 | Amazon楽天 |
| 3位 | CHANDLER TG2-500 | ![]() |
オーガニックで色気のある音 | Amazon楽天 |
| 4位 | Warm Audio WA12 MKII | ![]() |
API系の抜けが安く手に入る | Amazon楽天 |
| 5位 | ART TPS2 | ![]() |
真空管の音を安く試せる | Amazon楽天 |
| 6位 | dbx 286S | ![]() |
声を一台で整える全部入り | Amazon楽天 |
| 7位 | FMR AUDIO RNP8380 | ![]() |
素直でクリーンな2ch機 | Amazon楽天 |
マイクプリで音はどう変わる?選ぶ前に見たいところ
マイクプリを通すと、声や楽器の輪郭がくっきりして、奥行きが出ます。 数千円台の安いものより、5万円前後から探したほうが満足できる音にたどり着きやすいです。 録った音をそのまま使いたいのか、こだわって味付けしたいのかで選ぶ方向が変わります。

音を素直に録りたいか、太く色を付けたいか。ここを先に決めると機種選びでブレなくなりますよ。
宅録で頼れるマイクプリアンプ7選
第1位:Focusrite ISA One 1chマイクプリアンプ

最初の一台で迷ったら、これを選んでおけば外しません。 声を録ってみたら輪郭がくっきりして奥行きも出て、こんなに変わるのかと驚きました。 入力の切り替えスイッチで音の表情を変えられるのも面白いです。
個性は強くないので、変わった音が欲しい人には物足りないかもしれません。 長く使える定番として安心して選べます。ボーカルやアコギにとてもよく合います。
迷ったらこれの定番機
第2位:RUPERT NEVE DESIGNS Portico 511 マイクプリアンプ

あのルパートニーヴさんが手がけた500シリーズのモジュールです。 音は柔らかいのに芯があって、声に通すとしっとり前に出てくれます。 つまみで質感を足せるので、いじっているだけで時間が過ぎます。
使うにはランチボックスという別の箱が必要なので、その分のお金がかかります。 音にこだわりたい人の二台目に向いています。
柔らかく芯のある上品な音

声に通したときのしっとり感が好きで、私はバラードの録音でよく使っています。
第3位:CHANDLER LIMITED TG2-500 1chマイクプリアンプ API500互換

こちらも500シリーズで、独特のオーガニックな質感が癖になる一台です。 ゲインをぐいっと上げてアウトを絞ると、音がぐっと太くなって最高に気持ちいいです。 エレキギターに通すと相性がよくて、ついつい弾きすぎてしまいました。
この機種もランチボックスが要るので、初期費用はかさみます。 人と違う色気のある音が欲しい人におすすめです。
オーガニックで色気のある音
第4位:Warm Audio WA12 MKII マイクプリアンプ DI

API系の抜けのいい音を、手の届く価格で味わえるモデルです。 バンドの楽器録りにめっぽう強くて、ベースやギターがパコーンと前に出ます。 DIも付いているので、ギターを直接つないで録れるのも便利でした。
正直、見た目の好みは分かれると思います。 それでも中身は本物なので、音で選ぶ人には文句なしです。 超超超おすすめ!!
API系の抜けが安く手に入る
第5位:ART TPS2 チューブ マイクプリアンプ

真空管を積んだマイクプリで、価格がぐっと抑えめなのがうれしい一台です。 ほんのり温かみのある音になって、声がやわらかく聞こえました。 シンプルな操作で、初めての真空管マイクプリにも触りやすいです。
上位機種ほどの解像度はないので、そこは価格なりです。 真空管の音をまず安く試したい人に向いています。
真空管の音を安く試せる
第6位:dbx 286S マイクプリアンプ チャンネルストリップ

マイクプリにコンプやディエッサーまで付いた、全部入りのチャンネルストリップです。 配信や実況の声をこれ一台で整えられるので、机周りがすっきりしました。 つまみは多めですが、一度決めればいじらず使えます。
音作りの幅は専用機ほどではありませんが、これ一台で声が整う手軽さが便利です。 正直、配信用なら最初にこれを選ぶ人が多い理由がよく分かりました。
声を一台で整える全部入り
第7位:FMR AUDIO RNP8380 マイクプリアンプ DI

小さなボディに2チャンネル入った、コスパのいいマイクプリです。 色付けが少なく素直な音で、録った音をあとから加工したい人に合いました。 軽くて持ち運びやすいので、外の現場に持ち出すのもラクでした。
見た目は地味で、つまみの操作感もそっけないです。 素の音をきれいに録りたい人に向いています。
素直でクリーンな2ch機
音のキャラと遊びやすさで比べてみた
7台を、録ってみたときの感覚で表にしました。 数字や言葉は、私が実際に通して感じた印象です。
| 順位 | 商品名 | 音のキャラ | 宅録でのとっつきやすさ | こだわって遊べるか |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Focusrite ISA One | クリアで太い | 5 | 3 |
| 2位 | RND Portico 511 | 柔らかく上品 | 4 | 4 |
| 3位 | CHANDLER TG2-500 | オーガニック | 3 | 5 |
| 4位 | Warm Audio WA12 MKII | 抜けが良い | 4 | 4 |
| 5位 | ART TPS2 | 温かい真空管 | 5 | 3 |
| 6位 | dbx 286S | 整えやすい | 5 | 3 |
| 7位 | FMR AUDIO RNP8380 | 素直でクリーン | 4 | 3 |
とっつきやすさは、つまみの分かりやすさとつなぐ手間で点を付けました。 宅録を始めたばかりの人は、数字が高いものから見ると迷いにくいです。
つないだあとの音作りのコツ
マイクプリはゲインの上げ方ひとつで音が大きく変わります。 ゲインを上げて出力を絞ると、機種特有の倍音が増えて音が太くなります。 逆にクリーンにいきたいときは、ゲインを控えめにして出力を開くと素直な音になります。
マイクプリと一緒にそろえたい録音アイテム
マイクプリの力を引き出すには、周りの道具もそろえておきたいところです。 マイクケーブルは安すぎるものを避けると、ノイズが減って音が安定しました。
声の録音なら、ポップガードとマイクスタンドもそろえておくと録り直しが減ります。 息がぶつかる音を防げるので、編集の手間も軽くなりました。
もう一歩こだわりたい人へ
同じマイクプリでも、内部のトランスや回路で音の色が変わります。 Neve系は中低域が太く、API系は抜けが良くてパンチがあり、真空管系は温かい音になります。 自分の好きなアーティストの音に近いキャラを選ぶと、仕上がりがぐっとイメージに近づきます。

一台で物足りなくなったら、別キャラをもう一台。気づけば沼です。でもその沼が楽しいんですよね。
タサカケン楽器や音響機器を中心に書くプロライターです。今回はメーカーの製品情報や録音スタジオのエンジニアへの取材、利用者へのリサーチをもとに筆者が書きました。実際に録って感じた本音を大事にしています。


