押入れで眠っていたラズパイが、DAC基板を1枚載せただけで我が家の音楽サーバーに化けました。 その体験談と選び方を紹介します!
この記事で紹介するラズパイ用DAC3選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | InnoMaker HiFi DAC Pro Hat | ![]() |
本気の音を狙う上位基板 | Amazon楽天 |
| 2位 | InnoMaker HiFi DAC HAT | ![]() |
最初の1枚にちょうど良い | Amazon楽天 |
| 3位 | Acouto PiFi DIGI DAC+ | ![]() |
デジタル出力で遊べる | Amazon楽天 |
押入れのラズパイが音楽サーバーになった日
きっかけは大掃除でした。 数年前に買って放置していたRaspberry Pi 3Bが出てきて、捨てる前に何かできないかと調べたのがラズパイ用DACとの出会いです。 DACは40ピンの端子にカチッと載せるだけの拡張基板で、はんだ付けは不要でした。 工作が得意でない筆者でも、基板を載せてVolumioという音楽用OSを書き込むだけで音が出ました。
最初に音が鳴った瞬間は思わずガッツポーズ!! ラズパイ本体のイヤホン端子とは別物の、ノイズのないクリアな音がスピーカーから流れてきます。 今ではNASに入れたCD音源とSpotifyをこの小箱で流しっぱなしにしています。

ラズパイのイヤホン端子って最初は分かりにくいくらい音が細いんですよね。 DACを載せた後に聴き比べると差がはっきり出ます。
ラズパイ用DACのおすすめランキング3選
第1位 InnoMaker HiFi DAC Pro Hat ES9038Q2Mチップ搭載

ラズパイ用DACの中でも音を本気で追いたい人向けの上位基板です。 ESS社のES9038Q2Mというチップは据え置きオーディオ機器にも使われる定番で、夜にヘッドホンで聴いたとき、シンバルの余韻がすっと消えていく感じに鳥肌が立ちました。 ヘッドホン端子とバランス出力の両方があり、Raspberry Pi 5から3B、Zeroまで載せられるので手持ちを選びません。 VolumioとmoOdeの両方で認識しました。
性能ぶんの値段はするので、まず音が出る体験をしたいだけなら2位からで十分です。 設定項目も多めで、最初は戸惑うかもしれません。
第2位 InnoMaker HiFi DAC HAT PCM5122

筆者が最初に買ったのがこのPCM5122チップの基板で、入門用としていちばんすすめやすい1枚です。 HiFiBerry互換として動くのでVolumio側の設定はプルダウンを選ぶだけ、箱を開けてから音が出るまで30分かかりませんでした。 値段が手頃なので、万一ラズパイ遊びに飽きても痛手が小さいのも気楽です。 音は素直で聴き疲れしない方向でした。
上位チップと聴き比べると細かい音の粒立ちは一歩譲ります。 ただその差はヘッドホンでじっくり聴いてようやく分かる程度で、BGM用途なら気にならないです。
InnoMaker HiFi DAC HAT PCM5122 Raspberry Pi 5/4/3B+/Zero対応
30分で音が出る入門の定番!

迷ったらまず2位から入るのが個人的にはおすすめです。 ハマったら1位に買い足せばいいので、最初から高い基板を狙う必要はないと思います。
第3位 Acouto PiFi DIGI DAC+ デジタルサウンドカード

ちょっと毛色が違う3枚目で、こちらはアナログではなくデジタル出力でアンプに渡すタイプです。 手持ちのAVアンプに同軸ケーブルでつないだら、音の味付けをアンプ側に任せられるので、リビングのシステムと相性が良かったです。 すでに単体DACやデジタル入力付きアンプを持っている人なら、この構成がいちばん安く済みます。
実際使ってみたけど、単体で音が完結しないので初心者には正直良さがわかりにくい製品だと思います。 受け側の機材がある人専用と考えてください。
Acouto PiFi DIGI DAC+ HIFI DIGI デジタルサウンドカード I2Sインターフェイス
手持ちのアンプを生かす同軸派!
ラズパイ用DACを選ぶときに迷いやすいところ
3枚買って分かった視点で、選ぶときの目安を表にしました。 「音が出るまでの早さ」と「受け側の機材が必要か」で考えると迷いません。 数字は筆者の体験による5段階です。
| 商品 | 出力の種類 | 音が出るまでの早さ | 音質の伸びしろ | 必要な追加機材 |
|---|---|---|---|---|
| InnoMaker DAC Pro Hat | アナログ(ヘッドホン可) | 4 | 5 | アンプかヘッドホン |
| InnoMaker DAC HAT | アナログ | 5 | 3 | アンプ付きスピーカー |
| Acouto PiFi DIGI DAC+ | デジタル(同軸など) | 3 | 4 | デジタル入力アンプ |
それと対応するラズパイの世代は必ず商品ページで確かめてください。 40ピン端子の世代なら大半は載りますが、ケース付きで買う場合はケースの対応機種が別という落とし穴があります。
鳴らし始めてからの楽しみ方が想像以上だった
音が出たあとの遊びがラズパイDACの本領です。 筆者の家ではこんな使い方に落ち着きました。
- NASに入れたCD音源をスマホから選んで再生するジュークボックス化
- Spotify Connectのレシーバーにして家族のスマホからも流せるように
- AirPlay受けにしてMacの作業用BGMをスピーカーへ飛ばす
OSはVolumioかmoOde audioが定番で、どちらも無料です。 スマホのブラウザから操作できるので、完成してしまえば家族はラズパイの存在すら意識しません。 組み立てとOSの雰囲気は動画で見るのが早いので、こちらが参考になります。
ちなみにDSDというハイレゾ音源の再生にも挑戦しましたが、FLACとの違いは正直わかりませんでした。 それでも普通のCD音源が見違えるのは確かなので、耳に自信がなくても楽しめます。
一緒に買っておくと困らないもの
DAC基板の他に、microSDカードと安定した5Vの電源アダプタは必須です。 音が途切れる原因の多くは電源不足でした。
休日の半日で組めて、毎日使う道具になる。 ラズパイ遊びの中でもDACは完成後の満足度が頭ひとつ抜けています。 眠っている1台があるなら、ぜひ音楽サーバーにしてあげてください。
タサカケンPC周辺機器や自作系ガジェットを得意とするライターです。 今回は電子工作に詳しい知人への取材と販売ページのリサーチに加え、筆者自身がDAC基板を組んで鳴らした体験をもとに書きました。


