エアコンを自分で取り付けたい人がつまずくのが、室外機と室内機をつないだあとの真空引きです。ここで手を抜くと数年後に効きが悪くなるので、真空ポンプ選びは想像以上に大事になってきます。今回はルームエアコン1台からプロの現場まで、電源方式や排気速度の違いで迷わないように7台を並べて紹介していきます。
この記事で紹介するエアコン用真空ポンプ7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | イチネンTASCO TA150SV | ![]() |
業界最小クラスの軽さ | Amazon楽天 |
| 2位 | アサダ VP218 充電式 | ![]() |
電源いらずで現場が楽 | Amazon楽天 |
| 3位 | イチネンTASCO TA150XK | ![]() |
大型機まで一台でこなす | Amazon楽天 |
| 4位 | マキタ VP180DZ | ![]() |
18Vバッテリーを流用 | Amazon楽天 |
| 5位 | マキタ VP181DZ | ![]() |
吸い込みが力強い新型 | Amazon楽天 |
| 6位 | パナソニック EZ46A3 | ![]() |
充電とコード両対応 | Amazon楽天 |
| 7位 | アサダ WV220 Eco | ![]() |
価格を抑えた100V機 | Amazon楽天 |
エアコン工事で真空ポンプが欠かせない理由
真空引きは、冷媒配管の中に残った空気と水分を抜き取る作業です。ここをきちんとやらないと、水分が冷媒と反応して酸ができ、コンプレッサーの寿命をじわじわ削っていきます。
私も昔、真空引きの時間をケチった配管が2年で調子を崩したことがあります。目に見えない工程だからこそ、道具の力がそのまま仕上がりに出るんだと痛感しました。


真空ポンプ選びで重視したい4つの基準
機種を絞り込むとき、私が見ているのは電源方式と排気速度、真空到達度、そして本体の重さです。この4点を押さえておくと、自分の使う現場に合う一台が見えてきます。
排気速度はリットル毎分で表され、数字が大きいほど太い配管の大型機に向きます。ルームエアコンだけなら40から50ほどで足りますが、業務用まで触るなら余裕を持たせたいところです。
真空到達度はパスカルで示され、値が小さいほど深い真空まで引けます。新冷媒では最低でも50パスカルより下、できれば10パスカル前後まで狙える機種だと安心して任せられます。
エアコンの真空ポンプ おすすめ7選
第1位 イチネンTASCO ウルトラミニシングルステージ真空ポンプ TA150SV

私が最初に手に取ったのがこの一台でした。2.95キロという業界最小クラスの軽さで、脚立の上でも片手でひょいと扱えます。
ワンステージで真空到達度は12.7パスカルほど、ルームエアコンの取り付けならこれで十分こなせました。オイル逆流防止弁が付いているので、うっかり止めてしまってもオイルが逆流しにくいのは助かります。
ただ、100V電源が前提なので、電気の来ていない現場では動かせません。そこだけは頭に入れておきたい点です。
軽さで選ぶならこの一台
第2位 アサダ 充電式真空ポンプ VP218 2CFM

電源コードから解放される気持ちよさを教えてくれたのがこのアサダでした。マキタの18Vバッテリーで動くので、コンセントを探して家中をうろつく手間が消えます。
2CFMの排気量でルームエアコンならサクサク引けて、高所の室外機まわりでも取り回しが軽快です。フル充電なら1台の取り付けを気にせず走り切れました。

ただし本体のみの販売なので、バッテリーと充電器を持っていない人は別で用意する費用がかかります。そこは計算に入れておきましょう。
電源のない現場で頼れる相棒
第3位 イチネンTASCO ツーステージ真空ポンプ TA150XK

こちらは業務用まで守備範囲に入れたいプロ向けの機種です。口コミを追うと、排気速度に余裕があって大型のパッケージエアコンでも短時間で引き切れるという声が目立ちました。
ツーステージ構造で真空到達度は2パスカル前後まで届き、オイル逆流防止弁も付きます。10キロ超と重さはありますが、大は小を兼ねるので家庭用にも回せる懐の深さがあります。
重量があるぶん、脚立の上での取り回しはやや骨が折れます。ルームエアコン専門なら、もっと軽い機種のほうが体は楽です。
大型機まで一台でカバー
第4位 マキタ 充電式真空ポンプ 18V VP180DZ

マキタ派の人がまず候補にするのがこの機種です。私も現場でインパクトと同じバッテリーを差し替えて使えたときは、道具箱がぐっと身軽になりました。
ルームエアコン向けの排気量で、軽いボディだから壁の高い位置に室外機があっても動きやすいです。すでにマキタの18V工具をそろえている人なら、追加費用を抑えて手に入れられます。
ただ、深い真空を長時間キープする用途や大型機には力不足になります。あくまで家庭用の相棒として考えるのが無難です。
マキタ18V派の定番
第5位 マキタ 充電式真空ポンプ VP181DZ

先ほどの兄貴分にあたる新しい世代です。吸い込みの力が底上げされていて、レビューでは真空を引き終わるまでが速くなったという評価が並びます。
正直、旧型との違いは数字で見ると小さく感じるかもしれません。それでも一日に何台も回す職人にとっては、この時短がじわじわ効いてくるはずです。
新型ゆえに価格は少し高めです。予算を優先するなら旧型のVP180DZも十分戦えます。
吸い込みを強めた新世代
第6位 パナソニック 充電デュアル真空ポンプ EZ46A3LJ1G-B

この機種の面白いところは、充電式とコード式のどちらでも動く二刀流という点です。バッテリーが切れてもAC電源に切り替えて作業を続けられる安心感があります。
18V5.0Ahのフルセットなので、届いたその日から使えるのも初めての一台に向きます。口コミでは、現場と据え置きの両方で使い回せて重宝するという声が見られました。
フルセットのぶん価格は上がります。すでにパナソニックのバッテリーを持っている人には割高に感じられるかもしれません。
第7位 アサダ 真空ポンプ2CFM Eco WV220

まずは費用を抑えて一台そろえたい人の入り口になる100V機です。2CFMの排気量でルームエアコンなら過不足なく引けて、価格の手頃さが光ります。
えっ、この値段でアサダの名前が付くの、と最初は少し疑いました。実際に口コミを追うと、基本性能は堅実で最初の一台として選ぶ人が多いようです。
充電式ではないので、電源のない現場では動きません。持ち運び中心の使い方をするなら、上位の充電式を選んだほうが快く作業できます。
価格を抑えた入門100V機
スペックと使い勝手を並べて比べる
電源方式や重さ、狭い現場での取り回しといった、カタログだけでは伝わりにくい部分もあわせて7台を一覧にしました。星は私が現場での扱いやすさをもとに付けた目安です。
| 商品 | 電源 | 排気量の目安 | 重さ感 | 狭所での取り回し | 向く現場 |
|---|---|---|---|---|---|
| TA150SV | 100V | 40L級 | とても軽い | ★★★★★ | 家庭用 |
| アサダ VP218 | 充電式 | 2CFM | 軽い | ★★★★★ | 電源なし現場 |
| TA150XK | 100V | 大きい | 重い | ★★☆☆☆ | 業務用まで |
| マキタ VP180DZ | 充電式 | ルーム級 | 軽い | ★★★★☆ | 家庭用 |
| マキタ VP181DZ | 充電式 | ルーム級 | 軽い | ★★★★☆ | 家庭用 |
| パナソニック EZ46A3 | 充電と100V | ルーム級 | やや重い | ★★★☆☆ | 現場と据え置き |
| アサダ WV220 | 100V | 2CFM | ふつう | ★★★☆☆ | 入門用 |
真空引きをうまく進めるコツ
道具がそろったら、あとは手を止めないことが仕上がりを左右します。真空引きは配管の長さや太さで所要時間が変わるので、時計を見ながら余裕を持って進めるのが安全です。

オイルは消耗品なので、濁ってきたら早めに交換してあげると寿命が延びます。ガスバラスト弁が付いた機種なら、作業前後に空気を吸わせてオイルの傷みを抑えられます。
真空ポンプと一緒にそろえたい道具
ポンプ単体では真空引きは完結しません。配管の圧力を見るマニホールドゲージ、真空の深さを正確に測る真空ゲージ、そして交換用の専用オイルはセットで用意しておきたいところです。
超超超お得に一式をそろえたいなら、ポンプの世代交代で値ごろになった旧型を狙うのも賢い手です!!性能はしっかり、値段は控えめという掘り出し物に出会えます。
この記事の筆者について、締めに一言そえておきます。
この記事を書いた筆者
●タサカケン
タサカケン空調まわりの工具を得意とするプロライターです。工具店の担当者や現役のエアコン職人へのリサーチをもとに記事を書いています。数値だけでなく現場での扱いやすさまで届く記事を心がけています。


